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悪魔の成年後見制度 身内の前で…資産家の障害者を「ペットだ」とけなし笑う(2019年7月5日配信『日刊ゲンダイ』)

長谷川学ジャーナリスト
1956年、兵庫県生まれ。早大教育学部卒。週刊誌記者を経て独立。近著に「成年後見制度の闇」(飛鳥新社刊・宮内康二氏との共著)がある。

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余命が長い分、悲劇に巻き込まれる

 前回まで弁護士や司法書士などの職業後見人によって認知症高齢者とその家族が食い物にされている実態を告発してきたが、成年後見制度の最大の被害者は、実は知的・精神障害者とその家族と言っていい。

「認知症高齢者に比べ、障害者は余命が長い分、亡くなるまでずっと後見人に食い物にされます」(一般社団法人「後見の杜」の宮内康二代表)

 東京在住の中山俊彦さん(64=仮名、以下同)の悲劇を紹介する。彼は資産家の一人っ子で、ダウン症の障害がある。両親の死後、叔父の香川康夫さん(75)が後見人に就任。俊彦さんの財産管理と身上監護(医療・介護の代理契約など)を行ってきた。香川さんの長女の真由子さん(45)はこう話す。

「俊彦は3年前に香川家で暮らすようになり、うちの両親を“父ちゃん、母ちゃん”と呼んで実の親のように慕っています。両親も我が子のように可愛がってきました」

 俊彦さんの両親は息子の将来を考え、1億円を超える預貯金と自宅、アパートなどの遺産を残した。これが結果的にあだとなる。障害者の預貯金額が1000万円を超えると、家裁は親族後見人の横領防止を名目に監視役の監督人弁護士をつけて介入してくるのだ。障害者は自分の預貯金から毎年、数十万円の報酬を監督人に払わされる。

「ところが最初の監督人は全く仕事をせず事実上、家裁が解任。新たに監督人になったK弁護士も俊彦と私たちに繰り返し暴言を吐くなど迷惑千万の存在でした」(真由子さん)

 後に香川さんがKの行状を家裁に告発した上申書によると、〈(Kは)驚いたことに、俊彦を見て「ペットだ」と言いゲラゲラ笑っていました〉〈私たち身内がいる前で平気で障害者を見て「ペット」と笑いながら言われ、私たちは怒りと共に大変失望しました〉という。

 その後、香川さんは持病の腰痛が悪化したため2016年9月に後見人を辞めたが、こともあろうに家裁は後任の後見人に監督人のKを横滑りで選任した。これに驚愕した香川さんが先の上申書を提出。Kはわずか2カ月で後見人を事実上解任されたが、その後に選任された弁護士後見人も迷惑なだけの存在とか。

 つくづく、誰のための後見制度なのか。



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