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秋の彼岸の入り 2020年9月19日

 彼岸(ひがん)とは、日本の雑節の一つで、春分・秋分を中日とし、前後各3日を合わせた各7日間である。

 2020年(令和2年)秋のお彼岸(秋彼岸)の時期は以下の通り。

彼岸入り・・・・・9月19日(土)
中日(秋分の日) ・・9月22日(火)
彼岸明け ・・・・・9月25日(金)

キャプチャ

キャプチャ2

 秋の彼岸の頃に咲く花といえば「彼岸花」。別名は「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」。

 サンスクリット語で「天界に咲く花」を意味で、おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる、という仏教の経典からついた名という。

 葉のない茎の先に花が付く彼岸花は、普通の植物とはかなり違う成長過程をたどる。秋の彼岸の頃、いきなり茎が伸びて花を咲かせ、そして1週間ほどして花が終り茎も枯れてしまうと、今度は葉が伸びてきて緑のまま冬越す。

 そして春に球根に栄養をため、夏が近づくと葉は枯れて休眠期に入り、やがて彼岸の頃にまた一気に花を咲かせる、「花のあるときに葉はなく、葉のあるときに花はない」、特殊な植物であり、このことから、「葉見ず花見ず(はみずはなみず)」と呼ばれている。

 なお、彼岸花には日本語以外の言葉も入れると1000以上の別名があり、三重県では「南無阿弥陀仏(なんまいだっぽ)」と呼ばれる。



今日は(2020年9月19日配信『南日本新聞』-「南風録」)

 大林宣彦監督の映画「22才の別れ」で、女性がヒガンバナの群生する墓地を歩きながら「葉見ず花見ず(はみずはなみず)」とつぶやくシーンがある。花と葉は同時に見られないことから付いた別名である。

 葉を落とし夏の休眠で栄養を蓄えると、ちょうど今ごろ花だけが顔を出す。燃えるような真っ赤な花びらに目を奪われるが、球根に毒を持つ。田畑のモグラや害虫よけに使われ、墓地でよく見かけるのは土葬の名残とされる。

 今日は秋の彼岸の入り。昼と夜の長さが同じになる秋分の日を中日として、前後3日間の計7日間が彼岸である。仏教では先祖のいる彼岸は西に、現世のわれわれの此岸(しがん)は東にある。太陽が真西に沈む秋分は先祖と通じやすいのだという。

 ヒガンバナに誘われるように、墓参りに出掛ける人も多かろう。「暑さ寒さも彼岸まで」で作業もしやすい。墓石を丹念に拭き、生花を手向けて手を合わせれば、心も洗われる。

 墓参がままならない人向けに、墓守の代行も人気だ。鹿児島市シルバー人材センターによれば、この時期だけでも数十件の依頼が届いている。コケ取りや草むしりに細かく気を配り、担当者は「依頼主の気持ちを大切にしたい」と話す。

 南日柳壇から<彼岸花父母の故郷の方へ散る 前田一天>。秋風に揺れるヒガンバナは、亡き家族らを思い起こさせるのだろう。過ぎし日々を静かに振り返る秋の一日もいい。





キャプチャ3

解説
大林宣彦監督が、「なごり雪」に続く“大分3部作”の第2弾として手掛けた恋愛ドラマ。伊勢正三の名曲「22才の別れ」をモチーフに、母娘2代に渡る切ない恋を綴る。44歳のサラリーマン・川野俊郎は、同僚の有美と煮え切らない関係を続けていた。ある日彼は、コンビニで働く少女・花鈴が「22才の別れ」を口ずさんでいるのを聞き、ふと懐かしさを覚える。やがて花鈴と親しくなった俊郎は、彼女から驚くべき事実を告げられる……( 映画.com)。

2006年製作/119分/日本
配給:角川映画










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Author:gogotamu2019
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