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正しい音訳 これからも(2020年9月21日配信『新潟日報』)

新潟北区の吉倉さん 「校正奉仕者」表彰

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録音図書の校正作業をする吉倉千恵さん=新潟市北区

 目が不自由な人のための録音図書の校正ボランティアとして活動している新潟市北区の吉倉千恵さん(71)が、鉄道弘済会などから「校正奉仕者」として関東甲信越地区表彰される。

 新潟県視覚障害者情報センター(江南区)の依頼を受け、原本が正しく音訳されているかなどを確認する作業を15年取り組み、校正時間は計2千時間を超える。吉倉さんは「あまり知られていない仕事だが、認めてもらえることに感謝します。今後も間違いのない録音図書を届けたい」と語る。

 表彰は「朗読録音奉仕者感謝行事」として毎年行われ、今年50回目。個人表彰部門の一つ「校正」では、全国7地区で吉倉さんを含め計14人が表彰される。

 校正者は、音訳者が読み上げた小説や実用書などの録音と原本を照らし合わせ、読みや図、写真の表現などが正しいかを確認する。このため音訳の経験が豊富な人が行うことが多い。

 吉倉さんは子育てが落ち着いた30年前、市の広報紙などを音訳する地元ボランティア団体「山びこ会」への入会を機に音訳を始めた。自身も読書が好きで、社会貢献の一助にとの思いもあった。情報センターでも活動を続け、2016年には音訳者が対象の朗読録音奉仕者として地区表彰された。

 校正は音訳の活動と並行して、15年前に始めた。「文の意味をよく考えてチェックする必要があり、集中力がいる」と言う。古文や外国語、読み仮名が入っていない地名などを含む本もある。辞書や文献、インターネットを駆使し、「絶対に間違えられない」と録音の2倍ほどの時間をかけて集中して取り組む。

 活動を続ける中で、自身の体調や親の介護などで中断しそうになった時期もあった。「家で好きな時間に取り組めるので気分転換になり、救いにもなった」と振り返る。今後も活動を続け、「利用者のために、正しく音訳された『いい本』を届けたい」と話した。

 このほか本県では、三条市の北澤江利子さん(67)、新潟市中央区の坂上郁代さん(67)が朗読録音奉仕奨励賞、県視覚障害者情報センターが特別協力賞として表彰される。



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