FC2ブログ

記事一覧

女性がいない党首選、野田聖子議員が感じた違和感<視点>(2020年9月29日配信『東京新聞』)

キャプチャ
自民党幹事長代行に就任した野田聖子衆院議員

 相次いで行われた自民党と野党の合流新党の党首選は、いずれも女性候補が不在だった。自民党で女性候補がいたのは、東京都の小池百合子知事が衆院議員時代に出馬した2008年の総裁選だけだ。

 安倍晋三首相が8月28日に突然辞任を表明した後、自民党の野田聖子、稲田朋美両衆院議員らは、総裁選への出馬意欲を示した。だが、派閥の論理で進んだ菅義偉首相誕生への多数派工作に付け入る隙はなかった。永田町では「勝ち馬」に乗ろうとする雪崩現象が起き、野田氏らが出馬に必要な推薦人20人を確保するのは困難だった。

◆立ちはだかる「派閥の壁」

 総裁選の投開票があった9月14日。新総裁誕生の熱気に包まれた会場を後にした野田氏は冷めていた。記者団に囲まれ「ああいう大舞台に国民の半分である女性(候補)の姿がないことに常に私は違和感を感じる」と応じた。稲田氏は「自民党政治は男性がやるものという意識が抜け切れていない。それを打破するためにも女性候補が立ちやすい環境が必要」と話した。

 無派閥の野田氏に対し、稲田氏は安倍氏と同じ最大派閥の細田派に属するが、女性には派閥が壁として立ちはだかる。野田氏は「派閥を必要としない総裁選をやって、老若男女、自民党の志ある者がまずは予選に出るくらいの仕組みがあってもいい。総裁選を私たちの多様性を見せる場所にするべきだ」と訴える。

 お茶の水女子大の申琪榮(シンキヨン)教授(政治学)は総裁選を見て「保守男性の保守男性による保守男性のための選挙」と感じたという。党員投票が省略され、国会議員の多くは自身の所属派閥の意向に沿って投票した。申氏は「女性は集団的な力を持ちにくく、派閥中心の男性政治が大きな壁になっている」と指摘する。

◆女性候補、声を上げにくい空気

 野党でも、新たな立憲民主党の代表選に女性候補の姿はなかった。旧国民民主党から合流した徳永エリ参院議員は「やりたいと声を上げる人がいないことが1つの問題」としつつ「やはり声を上げにくい空気はある」と指摘。徳永氏によると、党要職に就く女性議員は少なく、企業・団体とのつながりも含め、党内外で力は強いとは言い難い。

 抜本的な問題として長年、指摘されているのは、女性議員の圧倒的な少なさ。候補者の男女数を均等にするよう促す議員立法「政治分野における男女共同参画推進法」が18年に成立したが、与野党ともに改善へ向けた取り組みは鈍い。上智大の三浦まり教授らのグループは14日、解散総選挙を見据え、各党に女性候補を増やすよう求めるオンライン署名を始めた。

 「女性議員を本気で増やしてください! 衆議院の女性比率はたったの9・9%です。さすがに、まずくないですか?」との呼び掛けに、賛同者は10日ほどで2万人を超え、署名は増え続けている。各党は今度こそ、こうした声に誠実に向き合ってほしい。(坂田奈央)



「女性議員を増やして」学生ら署名2万筆 与野党に申し入れ(2020年9月25日配信『東京新聞』)

 次期衆院選に向けて、各政党に女性候補者を増やすよう求める署名を呼びかけている学者や学生らのグループが25日、インターネット上で集まった署名約2万筆分と要望書を、立憲民主党の福山哲郎幹事長に提出し、具体的な取り組みの実現を求めた。今後、自民党などにも申し入れる。

キャプチャ
次期衆院選で女性候補者を増やす取り組みを求める要望書と署名を若者らの団体から受け取る立憲民主党の福山哲郎幹事長(中央左)=25日、東京都千代田区の参院議員会館で

 署名は、議会を男女同数(パリテ)にすることを目指す団体「パリテ・キャンペーン」が14日にインターネット上で呼び掛けを始めた。各政党に対し▽次期衆院選での女性候補者の数値目標を掲げる▽現職でない候補の半分以上は女性にする▽選対本部に女性を加える―などを要望。25日時点で30以上の団体が賛同し、署名は2万筆を超えている。

 要望書を受け取った福山氏は、立民の次期衆院選公認予定者のうち女性は16・5%程度と説明。「今後意識して女性候補者を擁立したい」と応じた。同党は取り組みを強化するため、選挙対策副委員長に徳永エリ参院議員を起用した。

 呼び掛け人の一人、上智大の三浦まり教授は「総選挙に向けて、各政党に本気で女性議員を増やすつもりがあるのかと問いたい」と話した。(坂田奈央)



次期衆院選、女性候補者増やして ネットで署名呼びかけ(2020年9月16日配信『共同通信』)

キャプチャ
男性ばかりの自民党新四役と菅義偉総裁(中央)=15日、東京・永田町の党本部© KYODONEWS 男性ばかりの自民党新四役と菅義偉総裁(中央)=15日、東京・永田町の党本部

 議会を男女同数(パリテ)にすることを目指す団体が、各政党に対して次期衆院選で女性候補者を増やす取り組みを求めるネット上の署名を呼びかけている。衆院議員に占める女性の割合は9.9%にとどまっており「女性候補者を多く擁立し、女性議員を増やすのは政党の責任」としている。

 具体的には各党幹事長に(1)次期衆院選の女性候補者の数値目標を掲げる(2)現職ではない候補者の半分以上を女性に(3)比例名簿を男女同数にし、順位を女性と男性を交互に―などを求めている。

 呼びかけ人の一人三浦まり上智大教授は「与野党ともに新体制になったのを機に具体的取り組みをしてほしい」と話す。






スポンサーサイト



プロフィール

gogotamu2019

Author:gogotamu2019
障害福祉・政治・平和問題の最新ニュース・論説紹介

最新記事

カテゴリ