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杉田衆院議員の発言 議員辞職に値する暴言だ(2020年9月29日配信『琉球新報』-「社説」)

 自民党の杉田水脈衆院議員は25日、性暴力被害者の相談事業に関する説明を政府から受けた際「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言した。会議後、記者団に発言を否定したが、複数の会議出席者が発言を認めた。

 その発言が波紋を広げている。性暴力撲滅を訴える「フラワーデモ」の主催者らは、杉田氏に謝罪と議員辞職を求める署名活動を始め、既に2万人超を集めたという。性暴力は訴えにくく、相談しても信じてもらえず傷つく人もいる。そんな苦しむ被害者を孤立させるとの危機感がある。

 政治家には、社会の模範となる発言や行動が期待される。ましてや杉田氏は国のかじ取りを任された政権政党の衆院議員だ。国民の期待を裏切る今回の発言は国会議員の資質を著しく欠くもので、議員辞職に値する暴言だ。

 杉田氏は今年1月にも衆院本会議で、夫婦別姓を選べず悩みを抱える男女の事例を野党議員が紹介した際に「だったら結婚しなくていい」とやじを飛ばしたとして批判された。また、性暴力被害を公表したジャーナリストの伊藤詩織さんを誹謗(ひぼう)中傷するツイッターに賛同を示す「いいね」を押し名誉を傷付けられたとして、伊藤さんに損害賠償を求められる訴えを起こされた。

 その伊藤さんは今月、米誌タイムによる「世界で最も影響力のある100人」の一人に選ばれた。性被害を告発する「#MeToo」運動に日本の女性たちも加わることを後押しし「フラワーデモ」にも火を付けたと評価された。

 タイム誌で伊藤さんを紹介した上野千鶴子東京大名誉教授(社会学)は「性暴力に対する勇気ある告発で日本人女性の在り方を大きく変えた」と評した。伊藤さんは「『隠さなくていい、恥じるべきではない、ここにいていいんだ、この道を堂々と歩いていいだよ』と言ってもらえた」とコメントした。

 内閣府の調査では、無理やり性交された経験があるのは男女約20人に1人で、うち56・1%が誰にも相談していなかった。「女性はうそをつく」という偏見は「レイプ神話」と呼ばれ、被害者救済を困難にするため世界的に問題視されている。

 杉田氏の発言は、被害者救済を強化する政府方針とも逆行する。政府は6月に性暴力対策強化方針を初めてまとめた。10月までに全国共通短縮ダイヤルを導入するほか、「ワンストップ支援センター」も増設する。いずれも性暴力の被害者が相談しやすくし、迅速な支援を目的とする。

 しかし被害者が訴えなければ元も子もない。杉田氏の発言は訴える勇気をそぎ、声を上げられない被害者の苦しみを一層深めたとも言える。

 政府・自民党は発言を看過すべきではない。事実確認など責任ある対応をせず、うやむやにして幕引きを図るのなら、性被害を軽く見ていると受け止められても仕方ない。



橋本女性活躍相 杉田議員発言「非常に残念」 党で適切な措置を(2020年9月29日配信『NHKニュース』)

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 性犯罪などをめぐって自民党の杉田水脈・衆議院議員が「女性はいくらでもうそをつける」と発言したとされる問題について、橋本女性活躍担当大臣は「非常に残念に思う」と述べ、党として適切な措置を講じるべきだという考えを示しました。

 自民党の杉田水脈・衆議院議員は、先週開かれた党の会合で、性犯罪などをめぐって、「女性はいくらでもうそをつける」と発言したとされていますが、杉田氏本人は否定しています。

 これについて、橋本女性活躍担当大臣は、閣議のあとの記者会見で「性犯罪や性暴力などへの取り組みで、大変な力を注いで頑張っている職員などを、踏みにじるような発言ではなかったかと非常に残念に思う」と述べました。

 そのうえで、橋本大臣は「個人の発言とは思うが、自民党として適切な措置をしていくべきではないか。声をあげることができない、困難な状況に陥っている方たちに対し、内閣府としては、全力で対応に努力していきたい」と述べました。



橋本五輪相、女性蔑視発言「党は適切措置を」(2020年9月29日配信『時事通信』)

 橋本聖子五輪担当相は29日の記者会見で、自民党の杉田水脈衆院議員が性暴力被害をめぐり「女性はいくらでもうそをつける」などと発言したことについて「非常に残念だ。党として適切な措置がされていくべきではないか」と述べ、党側に対応を求めた。

 橋本氏は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、こうした被害が深刻化していると指摘。10月1日付で内閣府の暴力対策推進室を男女間暴力対策課に格上げし、インターネット交流サイト(SNS)を通じた被害者支援の取り組みを始めると説明した。



女性・性被害者を侮辱 杉田発言(2020年9月29日配信『しんぶん赤旗』)

撤回・謝罪・辞職を 共産党が街頭宣伝

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訴える倉林明子副委員長・ジェンダー平等委員会責任者(左)。右から3人目は山添拓参院議員・同副責任者=28日、東京・新宿駅西口

 日本共産党は東京・JR新宿駅西口で28日、女性・性被害者を蔑視する自民党の杉田水脈衆院議員の謝罪と議員辞職を求める緊急の街頭宣伝を行いました。

 党ジェンダー平等委員会責任者の倉林明子副委員長・参院議員は、性暴力被害の被害者をおとしめ、声をあげても仕方ないと思わせるような発言は許されないと述べ、「発言の撤回と謝罪、議員辞職を求めます。自民党が杉田氏を比例で公認してきた責任は極めて重大です」と強調。「総選挙で、性暴力を許さない、ジェンダー平等を実現する政権をつくろうではありませんか」と呼びかけました。

 同委員会副責任者の山添拓参院議員は「自民党そのものの政治責任が問われている。こういう政治を許してはいけないという声を、一人ひとりが発信していこう」と訴えました。

 足を止めて聞いていた50代の女性は「ずっと弱い立場にあった女性の思いを代弁してくれている」と語りました。



「国会議員の資格ない」 杉田議員に辞職を要求(2020年9月29日配信『しんぶん赤旗』)

小池書記局長が記者会見

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記者会見する小池晃書記局長=28日、国会内

 日本共産党の小池晃書記局長は28日、国会内で記者会見し、女性への暴力や性犯罪に関し「女性はいくらでもうそをつけますから」という自民党の杉田水脈衆院議員の暴言に「厳しく抗議し、議員辞職を求める」と表明しました。

 小池氏は、杉田議員はこれまでも何度も問題発言を繰り返してきたと指摘。衆院中国比例ブロックの名簿の高位に据えた同議員の暴言を放置している自民党の責任が問われるとして、「いつまで議員の座にとどめて置くのか。党としての厳格な対応を求めたい」と述べました。

 小池氏は、性暴力に反対してたたかう「フラワーデモ」の主催者が開始した杉田氏に暴言撤回と謝罪、議員辞職を求めるオンライン署名がわずか2日間で8万人を超えて広がっていると強調しました。

 また、杉田氏が自身のブログで「女性を蔑視する趣旨の発言はしていない」と弁解したものの、複数の会議出席者が発言の事実を認めており、「弁明の余地はない」と指摘しました。

 さらに、オンライン署名の呼びかけ文の指摘どおり、杉田氏の発言自体重大な女性差別であるとともに、性暴力被害者を傷つける「セカンドレイプ」だと強調。「性暴力被害者は『語ったところでどうせ信じてもらえない』と諦めを長く強いられてきたが、いまようやくフラワーデモなどで“被害者の声を聴こう”という流れが起きてきた」として、他の被害者の声を聴いて勇気を振り絞って語り始めた被害者も生まれたことを示し、「その流れを真っ向から押しつぶすもので、幾重にも許しがたい暴言だ。国会議員の資格はない」と重ねて辞職を要求しました。



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