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矢掛町手話言語条例

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岡山県小田郡矢掛町(やかげちょう)議会は、2020年9月15日、手話が言語であるとの認識に基づき,手話に対する理解及びその普及並びに地域において手話を使用しやすい環境の構築に関する基本理念を定め,町の責務並びに町民及び事業者の役割を明らかにするとともに,総合的かつ計画的に施策を推進し,障害の有無にかかわらず,全ての町民がお互いの個性と人格を尊重し合い,共生することのできる地域社会を実現することを目的とする」矢掛町手話言語条例案を可決し、町は、同日公布・施行した。

 同種の条例は、県内では、高梁市、玉野市、岡山市、瀬戸内、笠岡市、井原市、里庄町、浅口市、津山市、美咲町、美作市に次いで12例目、全国では、359例目。

矢掛市街地と小田市街地の二つの市街地を持ち、その間にある川面、中川地区に商業地区を持つ町は、岡山県南西部に位置し、旧山陽道の宿場町で、中心市街地には現在も往時の町並みが残る事で知られている。現在岡山県下の町村では最も人口が多い。

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宿場町としての面影を残す矢掛の街並みのなかで、ひときわ目をひくのが旧矢掛本陣石井家住宅。

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参勤交代時に大名の宿泊場所となっていたお屋敷。
約3200㎡(約1000坪)の広大な屋敷内には御成門をはじめ、日本建築の粋をこらした佇まいが今も当時の姿で残っている
大名に次ぐ家老などが宿泊した脇本陣をそのまま保存した建物

本陣から本陣通りを東へおよそ300m、大名に次ぐ家老などが宿泊した脇本陣髙草家の住宅が当時の姿のままに保存、公開されている。
約600坪(約2000㎡)の敷地には、主屋をはじめ蔵座敷、内倉などの建物を配置。その中の9棟が国の重要文化財に指定されている

岡山都市圏及び岡山都市雇用圏に含まれており、特に倉敷との繋がりが深い。また、30分程度の距離である福山市への通勤も多い。近年はホタルの里として東京や大阪の百貨店などに、町内で飼育されたホタルを持ち込み「ホタル展」を行うなどPR活動を行っている。また、2006(平成18)年10月10日から、倉敷市、浅口市、笠岡市、井原市などとともにご当地ナンバーである「倉敷ナンバー」が導入された。

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倉敷市ご当地ナンバープレート誕生!ジーンズデザイン!【合併50年記念】5千枚限定の交付! | さまくるおかやま|岡山の情報をひとまとめに【Summacle Okayama】

 町の人口は、人口13,997人(男;6,725人/女;7,272人)、5,499世帯(2020年9月1日現在)。

町の身体障害者手帳所持者の状況は、以下の通り。

身体障害者手帳所持者は、2013(平成25)年度から平成 2017(平成29)年度にかけて減少、2017(平成29)年4月1日現在では661人となっており、そのうち、65歳以上の所持者も523人で、経年で減少している。また、人口に対する身体障害者手帳所持者の割合は4.6%となっているす。

身体障害者手帳所持者の障害の種類別人数の推移をみると、肢体不自由は2013年度の431人から2017年度には377人と54人減少しているが、他の障害は概ね横ばいである。

2017年4月1日現在における障害の種類別構成比をみると、肢体不自由が57.1%と過半数を占めており、次いで、内部障害が25.4%、聴覚・平衡機能障害が 1.2%、視覚障害が5.4%となっている。

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矢掛町手話言語条例

手話は,手指や体の動き,表情を使って視覚的に表現する言語である。

手話を必要とする人は,物事を考え,意思疎通を図り,お互いの気持ちを理解し合うため,また,知識を蓄え,文化を創造するために必要な言語として手話を大切に育んできた。

しかしながら,これまで手話が言語として認められてこなかったことや,手話が使用できる環境が整えられてこなかったことなどから,手話を必要とする人は,必要な情報を得ることや意思疎通を図ることができず,多くの不便や不安を感じながら生活してきた。

こうした中,障害者の権利に関する条約や障害者基本法において,手話は言語であることが明記された。

本町においても,手話を必要とする全ての人が,手話を使って安心して暮らすことができ,障害の有無にかかわらず,お互いに尊重し,支え合いながら共に暮らせるまちづくりを推進することとし,この条例を制定する。

(目的)
第1条
 この条例は,手話が言語であるとの認識に基づき,手話に対する理解及びその普及並びに地域において手話を使用しやすい環境の構築に関する基本理念を定め,町の責務並びに町民及び事業者の役割を明らかにするとともに,総合的かつ計画的に施策を推進し,障害の有無にかかわらず,全ての町民がお互いの個性と人格を尊重し合い,共生することのできる地域社会を実現することを目的とする。

(基本理念)
第2条 
手話に対する理解及びその普及は,手話を必要とする人が手話により意思疎通を図る権利を有することを前提に,誰もが相互に人格と個性を尊重し合いながら,心豊かに共生する地域社会を実現することを基本として行われなければならない。

(町の責務)
第3条
 町は,前条に規定する基本理念(以下「基本理念」という。)に基づき,手話の普及と,手話を必要とする人があらゆる場面で手話による意思疎通ができ,自立した日常生活や地域における社会参加を保障するため,必要な施策を講ずるものとする。

(町民の役割)

第4条
 町民は,基本理念に対する理解を深めるとともに,町が推進する施策に協力するよう努めるものとする。

(事業者の役割)
第5条 
事業者は,基本理念を尊重し,手話に関する町の施策に協力するよう努めるとともに,手話を必要とする人が利用しやすいサービスを提供し,働きやすい環境を整備するよう努めるものとする。

(施策の推進)
第6条
 町は,次に掲げる施策を推進するものとする。
(1) 手話に対する理解の促進及び手話の普及に関する施策
(2) 手話による情報の取得及び手話を使用しやすい環境づくりに関する施策
(3) 手話を学ぶ機会の提供に関する施策
(4) 手話による意思疎通支援に関する施策
(5) 前4号に掲げるもののほか,第1条の目的を達成するために町長が必要と認める施策
2 町は,前項に規定する施策の推進に当たっては,手話を必要とする人,矢掛町障害者自立支援協議会等の意見を聴き,その意見を尊重するよう努めなければならない。

(委任)
第7条
 この条例の施行に関し必要な事項は,町長が別に定める。

附 則
この条例は,公布の日から施行する。






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