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「女性はうそつく」発言に抗議 フラワーデモ計画者に思いを聞く(2020年10月9日配信『徳島新聞』)

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杉田発言に抗議するためフラワーデモを計画し、「性暴力被害者に寄り添いたい」と話す河野さん=徳島市北佐古のウィメンズカウンセリング徳島

 自民党の杉田水脈衆院議員が性暴力被害者の相談事業を巡って「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言した問題に対し、批判が噴出している。抗議の署名は13万筆以上集まり、今年3月に全国一斉開催としては一区切りを迎えた「フラワーデモ」も、再び各地で行われるようになった。徳島でも11日、杉田発言にNOの声を上げるため、7カ月ぶりに開催される。主催するウィメンズカウンセリング徳島(徳島市)の河野和代さんに、思いを聞いた。

「#MeToo」がもたらすもの フェミニストカウンセラーに聞く

 ―杉田氏の発言をどう受け止めたか。

 性暴力は対等でない関係性の中で起こることが多く、「信じてもらえない」「うそをついていると思われる」と言い出せない人も多い。そんな被害者を打ちのめす言葉で、到底見過ごすことはできない。自民党も明らかな性差別発言を放置しており、ジェンダー平等が進まない現状に拍車を掛けていると感じる。

 ―発言の背景には何があるのか。

 「伝統的な」家族観を重んじ、本音では男女共同参画を歓迎していない人は一定数いる。おおっぴらには言えず鬱屈した反発心を抱える彼らの支持を得るため、杉田氏は問題発言を繰り返すのではないか。同性を攻撃し、男社会で「男性側の女性」として振る舞う彼女は痛々しくも見える。

 ―発言は被害者に対するセカンドレイプに当たると批判されている。

 されてないことを「された」と言う性暴力被害者はまずいない。日本では性行為の不同意罪が存在せず、刑事裁判でさえ「激しく抵抗しなかった」「抵抗の意思をはっきりと示さなかった」などと被害者の責任が問われ、加害者が無罪になるような国だ。被害側の落ち度を問うような風潮も根強く、虚偽の被害を告白してもなんの利益もない。被害者はうそをつかない。

 ―3月でいったん終了したフラワーデモを、再び開催する。

 杉田氏の発言は性暴力に遭った人の心に突き刺さったが、反論している人たちの声も必ず届くと思う。被害者に心を寄せる人たちで集まり、「わたしたちはあなたを信じる」と発信したい。フラワーデモも「#Me Too」もなかった数年前なら、行動を起こせていなかったかもしれない。でも今は全国の女性たちと連帯し、許せない行為に対してNOを突き付けることができる。社会は確実に変わりつつある。性暴力を「なかったこと」にしないため、声を上げ続けたい。




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