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「LGBTはまわりにいない」と言えなくなる社会に 足立区議差別発言 ロバート・キャンベルさんに聞く(2020年10月12日配信『毎日新聞』)

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ロバート・キャンベル国文学研究資料館長=本人提供

 LGBTなど性的少数者に対する東京都足立区議会での発言が差別的だと批判されている自民党議員の白石正輝氏(78)。社会からの強い批判にもかかわらず繰り返される、こうした政治家の「主張」に、我々はどのように向き合い、乗り越えていけばよいのか。日本文学研究者で同性愛者であることを公表しているロバート・キャンベル国文学研究資料館長(63)にたずねた。【和田浩明/統合デジタル取材センター】

 --またしても、という印象です。

 ◆2年前、「LGBTに生産性はない。税金を投入するのはいいのか」という趣旨の誤りと偏見に満ちた意見を杉田水脈自民党衆院議員が雑誌に寄稿し、私も含めて多くの人が反論しましたが、擁護をする人もいました。

 今回は、性的少数者を含むみんなが当たり前の生きる権利を共有して豊かで強い市民社会をつくるうえで、何が欠けているのか、なぜこうした発言が出てしまうのか、という点について、大きな反響があったと思います。「それではいけない」「なぜそんなことが言えるのか」といった指摘が、報道やSNSで相当に出ていて、辞職を求めるオンラインの署名活動も起きています。

 ご本人は毎日新聞の6日のインタビューhttps://mainichi.jp/articles/20201007/k00/00m/040/115000cで、自らの発言に寄せられた意見について「賛成の人が8割、反対が2割」と言っていました。しかし私は皮膚感覚として、LGBTを取り巻く状況への理解が深まっていると感じました。

 この問題ではテレビで発言し、SNSでも発信しましたが、たくさんの反応がありました。LGBTの人たちだけでなく、発達障害や身体・知的障害を持つ人やその周辺の人たち、子どもを持たない人などの立場からの議員への批判もありました。

 さまざまな人たちが、社会に参加して、納税や仕事、政治への関与、町内会での活動や家族との関係などを通じて自己実現を図っている。それが明らかになったのは、よいことだったと思います。

 --区議の発言はどう受け止めましたか。

 ◆少子化という日本社会にとって非常に重要な社会問題を、LGBTの文脈で語るのは論理的ではないと思いました。性的少数者の存在で出生率は増えも減りもしません。子育てをするLGBTもいます。しかし、こうしたことは全く無視している。少子化に対する政治家の無為無策を覆い隠すような詭弁(きべん)だ…




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