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精神疾患の入院患者虐待 元看護助手に懲役4年 首謀者とは認めず 神戸地裁判決(2020年10月12日配信『毎日新聞』)

 神戸市西区の神出(かんで)病院で起きた入院患者への虐待事件で、準強制わいせつや監禁などの罪に問われた元看護助手、和田元規被告(27)に対し、神戸地裁(小倉哲浩裁判官)は12日、懲役4年(求刑・懲役7年)の判決を言い渡した。一連の事件では和田被告を含めて元看護師ら計6人が逮捕・起訴され、検察側は被告が事件を主導したと主張していたが、小倉裁判官は首謀者とまでは認めなかった。ただ「関与の度合いは大きい」と指摘し、6人の中で最も重い量刑とした。

 判決などによると、和田被告は2017年春から重度の精神疾患がある患者が入院する閉鎖病棟で勤務。同僚だった元看護師らと共謀するなどして、18年9月~19年11月、男性患者らにわいせつな行為をさせたり、床に寝かせた患者に柵の付いたベッドを逆さまにかぶせて監禁したりするなど、計10件の虐待行為に及んだとされる。

 争点は和田被告が事件の首謀者かどうかだった。検察側は、和田被告が一連の虐待行為をスマートフォンで動画撮影しており、捜査段階で「自分が主犯格だと自覚している」と認めたと指摘。患者の反応を楽しむため、元同僚らに虐待を積極的に持ちかけて事件を主導したと位置付けた。

 これに対し、弁護側は起訴内容を認めた上で「主導する立場になく、主犯格ではない」として寛大な判決を求めていた。

 小倉裁判官はこの日、「(被告は)虐待を指示・主導をしたのではない」と述べたが、「患者が苦しがったり、悲鳴を上げたりする反応を面白がるなど、尊厳を踏みにじる非道な犯行だ」と批判した。

 一連の事件では被告の他に、元看護師の2人が懲役2年の実刑判決、3人が執行猶予付きの有罪判決を受けた。



「おちょくって一人前という空気」 自浄作用働かず再発防止に課題 神出病院虐待(2020年10月12日配信『毎日新聞』)

 神戸市西区の神出(かんで)病院で起きた入院患者への虐待事件で、準強制わいせつや監禁などの罪に問われた元看護助手、和田元規被告(27)に対し、神戸地裁(小倉哲浩裁判官)は12日、懲役4年(求刑・懲役7年)の判決を言い渡した。

 今回の虐待事件は、和田被告が19年12月、病院外の面識のない女性(当時22歳)に対する強制わいせつ容疑で逮捕されたことがきっかけで発覚した。捜査の過程で、被告のスマートフォンから患者への虐待動画が見つかったためだ。閉鎖病棟に入院する患者らは重い精神疾患があり、被害を申告することは難しい。病院内の自浄作用が働かなかったことも明らかになっており、再発防止に向けた課題が浮き彫りになっている。

 6人の中で最も勤務が長い元看護師(34)は、昔から先輩の看護師が患者に暴力を振るい、嫌がる愛称で呼ぶなどしていたと証言。別の元看護師(33)も「上司が患者をからかって怒らせていた。患者をおちょくって一人前という空気があった」と述べた。事件後に行った神戸市の調査でも、複数の病院職員が「虐待行為を聞いたことがある」と回答したが、その後に上司や外部に相談して対応した形跡はみられなかった。

「氷山の一角」専門家指摘

 事件を受けて厚生労働省は今春、都道府県と政令市を対象に精神科の医療機関での虐待事例について、初めて調査を実施。15~19年度で虐待が疑われる事例が72件あったが、病院側の通報で把握できたのは35件にとどまった。

 障害者虐待防止法は、障害者を受け入れる施設や就労先での虐待事例について自治体への通報義務を定めているが、病院は対象になっていない。このため、神戸市は「虐待の早期発見には法改正が必要」とし、病院も対象にするよう国に訴えている。

 杏林大の長谷川利夫教授(精神医療)は「今回の事件は氷山の一角と言える。患者が家族らと自由に面会できるようにするなど、精神科病院の環境改善に向けた議論が必要だ」と指摘した。



患者虐待の元看護助手に懲役4年(2020年10月12日配信『NHKニュース』)

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神戸市の病院に勤務していた同僚の看護師らと入院患者を虐待したとして、準強制わいせつなどの罪に問われた元看護助手の男に対し、神戸地方裁判所は懲役4年の実刑判決を言い渡しました。

神戸市西区の精神科病院「神出病院」の元看護助手、和田元規被告(27)は、勤務していたおととしから去年にかけて、同僚だった看護師らとともに、男性の入院患者7人に対して無理やりキスさせるなどわいせつな行為をさせたり、ひっくり返した柵のついたベッドの下に閉じ込めたりするなど、起訴された10件の事件すべてに関わったとして、準強制わいせつや監禁などの罪に問われています。

和田被告は、勤務時間外に神戸市内で3人の女性への強制わいせつなどの疑いで去年12月からことし2月にかけて逮捕・起訴されていて、その際に押収されたスマートフォンに虐待の動画が残されていたことから病院での事件が明らかになりました。
これまでの裁判で、検察は、被告が動画を撮影する役割で、ほかの看護師に対して積極的に犯行を持ちかけていたなどとして、懲役7年を求刑していました。

12日の判決で、神戸地方裁判所の小倉哲浩裁判官は、「動画を撮影する行為が虐待を繰り返させる要因となっている。犯行は多数で、人権や尊厳を著しく侵害している」などと述べ、懲役4年の実刑判決を言い渡しました。
一連の事件をめぐっては、元看護師5人も逮捕・起訴され、3人が執行猶予のついた有罪判決を、2人が実刑判決を受けています。



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