FC2ブログ

記事一覧

狂言と創作舞踊 手話交え楽しむ(2020年10月14日配信『新潟日報』)

キャプチャ3
佐渡・大膳神社

 伝統芸能の狂言と創作舞踊を耳が不自由な人にも楽しんでもらう公演「手話狂言・創作舞踊」が、新潟県佐渡市竹田の大膳神社能舞台で開かれた。滑稽に立ち回る狂言と躍動感あふれる踊りに、観客は引き込まれた。

 11日まで島内各地で開催された「さどの島銀河芸術祭」の一環。10日の公演には、県内外から訪れた約90人が鑑賞した。

 佐渡での手話狂言は初めてで、「日本ろう者劇団」が出演した。佐渡にキツネがいるかいないかを巡って佐渡と越後の百姓が言い争う情景を描く「佐渡狐(さどぎつね)」と、おけの中身が猛毒でなく砂糖と分かった太郎冠者らが砂糖を食べる「附子(ぶす)」の2番を演じた。

 演者は音声に合わせ、役を名乗る場面など、大きなしぐさでゆったりと手話を交えて表現。百姓同士や太郎冠者らのユーモアあふれる立ち回りを観客は楽しんだ。演者と一緒に手話狂言を学ぶワークショップもあった。

 柏崎市の会社員男性(35)は「一つ一つの言葉が手話で丁寧に表現されていて、自分も舞台に立っているような印象を受けた。とても感動した」と満足していた。

 手話狂言に先立ち、佐渡市出身のダンサー若林美津枝さんが演出し、振り付けに手話を取り入れた創作舞踊「佐渡ノ舞姫物語」が披露された。若林さんも出演し、しなやかな舞と躍動感あふれる踊りで、四季を彩る佐渡の美しい自然を守り伝える願いを込めた。

 手話狂言、創作舞踊の模様は11月にインターネットなどで配信予定。

140aa52727f32602592f400ea4f95afc_ページ_1
140aa52727f32602592f400ea4f95afc_ページ_2

佐渡ノ舞姫物語
四季折々に彩る自然豊かな島
耳を澄ますと木々の間を駆け抜けてあらわれ心のまま踊りだす

風が遊びを誘い、花々が語りかける
「共に生きよう」
やがて朱鷺色に染まりはじめた空を見上げて泪する
−どうかこの美しさが永遠に続きますように−
舞姫は願いを込めて踊り続けます

手話狂言とは
狂言のセリフは室町時代から江戸時代までの古いことばです。 日本ろう者劇団は和泉流狂言師三宅右近師の指導により、昔から継承された狂言特有の動き、運び足をそのままに、手話表現の研究を重ね、古典芸能にふさわしい手話狂言を作ることにつとめました。手話のセリフと声のタイミングや間の取り方にも工夫を重ね、古典芸能の強靭さと手話の豊かな表現力をあわせもつ、手話狂言が誕生したのです。 台詞を手話で表情豊かに表現し、声のセリフをアテレコすることにより、聞こえる人も聞こえない人も共に楽しむことができます。




スポンサーサイト



プロフィール

gogotamu2019

Author:gogotamu2019
障害福祉・政治・平和問題の最新ニュース・論説紹介

最新記事

カテゴリ