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ベテラン議員の持論曲げるタイミング(2020年10月21日配信『日刊スポーツ』ー「政界地獄耳」)

★東京都足立区議会で自民党議員・白石正輝が「L(レズビアン)やG(ゲイ)が法律で守られているという話になって広がってしまったら足立区は滅んでしまう」などと述べた問題で、同議員は議会最終日の20日、本会議で発言を求め自身の発言を撤回し謝罪した。25日の発言後、全国の自民党からも厳しい意見が寄せられたといい、同議会議長・鹿浜昭と区議会自民党は今月6日、それぞれが白石に厳重注意をした。同議員は「当事者が不快と思っても別に良い」と反発し、発言の撤回や謝罪をする意思はないと撤回や謝罪を拒否していた。

★ところが一転謝罪となり、LGBTと少子化問題を結びつけた点や、「普通の結婚をするべき」と価値観の多様性を想像できなかったことに「不適切な表現」だったとし、「認識の甘さによりたくさんの方々の心を傷つけた」と説明。全面謝罪した。

★あえて踏み込めば、まもなく80歳になるベテラン保守政治家の想像の範疇(はんちゅう)を超えるほどに社会が進み、そこに追いつけずに反発してみたものの、多様性の社会と寛容さが保守の神髄とするならば、時間もかかりぎこちなかった謝罪だったものの、これぞ保守政治家の矜持(きょうじ)と格段の評価をすべきではないか。もう少しいうならば、これが本来の自民党の姿だったのではないか。少なくとも全国の地方議会の中で、同様の考えを持ちながら、推移を見守り考えを改める努力をしようとした議員は少なからずいたのではないか。ただ、衆院議員・杉田水脈から繰り返されるLGBTへのヘイト発言で、持論を曲げるタイミングを逸したベテラン議員が多くいたのではないか。ここを今の自民党は個人の資質に任せているが、党本部や党幹部がうやむやにし続けた結果ではないか。首相・菅義偉が言うように物事は「総合的、俯瞰(ふかん)的に判断」しなくてはならない。




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