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伊藤詩織さんが名誉毀損訴えた裁判 杉田衆院議員が棄却求める(2020年10月21日配信『NHKニュース』)

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 性的暴行の被害を訴えているジャーナリストの伊藤詩織さんが、自民党の杉田水脈衆議院議員に対し、誹謗中傷のツイートに繰り返し「いいね」を押され名誉を傷つけられたと訴えた裁判が始まり、杉田議員は訴えを退けるよう求めました。

 性的暴行の被害を訴えているジャーナリストの伊藤詩織さんは、不特定多数の人が投稿した誹謗中傷のツイートを自民党の杉田水脈議員に繰り返し「いいね」を押されて10万人を超えるフォロワーに拡散され、名誉を傷つけられたとして、220万円の賠償を求める訴えを起こしました。

 21日から東京地方裁判所で裁判が始まり、伊藤さんは「『ハニートラップ』、『売名行為』、『被害妄想』ということばに杉田議員は『いいね』を押した。私にとってはセカンドレイプだ」と意見を述べました。

 一方、杉田議員は、訴えを退けるよう求めて争う姿勢を示したうえで、訴えに対する認否は今後、明らかにするとしました。

 伊藤さんは、TBSの元記者から性的暴行を受けたと訴え、刑事事件は不起訴となった一方で、民事裁判では被害が認められて賠償を命じる判決が言い渡され、2審で争われています。



伊藤詩織さんと杉田水脈議員の “いいね” 訴訟始まる。法的責任、司法はどう判断するか(2020年10月21日配信『ハフポスト』)

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 Twitterで伊藤さんを誹謗中傷する複数の投稿に「いいね」を押したとして、ジャーナリストの伊藤詩織さんが自民党の杉田水脈衆院議員に対し、220万円の損害賠償を求めている裁判の第1回口頭弁論が10月21日、東京地裁(武藤貴明裁判長)であった。

 訴状によると、杉田議員は2018年6~7月、元TBS記者の山口敬之さんから性行為を強要されたという伊藤さんの訴えについて、「枕営業の失敗」「日本を貶めている」「カネを掴まされた工作員」などと誹謗中傷した13件の投稿に「いいね」を押したとしている。

 さらに、伊藤さんを擁護するツイートをした人物をバッシングする複数の投稿にも「いいね」を押したという。

 杉田議員の公式Twitterは当時で約11万のフォロワー(現在は19.7万)がいたといい、誹謗中傷ツイートに好感を表明する「いいね」をした行為が、伊藤さんの名誉感情侵害行為にあたると主張している。

 被告の杉田議員は出廷せず、請求棄却を求めた。

「いいね」に法的責任は問えるか

 過去には、「リツイート」による名誉毀損が認められた判例があるが、今回の提訴は「いいね」が名誉感情を侵害するとして法的責任を問えるかが焦点となる。

 裁判冒頭、 伊藤さんは、杉田議員が「いいね」した言葉や杉田氏自身が発信した自身への批判について「私の心に突き刺さっている」として、「法律を変える力のある国会議員からというものだったことに、衝撃、恐怖さえ感じている」と訴えた。

「今の社会では、被害を届け出た、訴え出た人への風当たりもいまだに厳しいものがあります」

「裁判官の方々には、このようなセカンドレイプに対して、私たちのような被害者がはっきりと『NO』と言えるようになるよう、このケースと向き合っていただけたらと思います」


 元TBS記者の山口敬之さんからの性暴力被害を訴えていた伊藤さんは、2019年12月に東京地裁で開かれた民事裁判で勝訴した。山口さんは控訴している。

 山口さんとの裁判の判決後、伊藤さんは自身に対するSNSでの中傷やセカンドレイプについて法的措置をとることを明言。

 伊藤さんの告発を「枕営業」などと揶揄した風刺画を公開した漫画家のはすみとしこさんや、伊藤さんを「偽名」だと虚偽の内容で中傷した元東大准教授でAIベンチャーDaisyの大澤昇平社長らを相手取り、名誉を毀損されたとして提訴している。



「セカンドレイプとなる発言」伊藤詩織さんが法廷で陳述 杉田水脈議員は棄却求める(2020年10月21日配信『東京新聞』) 

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閉廷後、取材に応じる伊藤詩織さん=21日、東京都千代田区の東京地裁前

 性暴力被害を訴えたジャーナリスト伊藤詩織さん(31)が、自身を誹謗中傷する投稿に「いいね」を押され名誉を侵害されたとして、自民党の杉田水脈みお衆院議員に慰謝料など計220万円を求めた訴訟の第1回口頭弁論が21日、東京地裁(武藤貴明裁判長)であった。伊藤さんは「インタビューやツイッターで杉田氏が発言した私に対する批判的な言葉も、セカンドレイプとなる発言です」と述べた。杉田氏は出廷せず、書面で請求棄却を求めた。

 伊藤さんは杉田氏の行為について「法律を変える力のある国会議員からだったことに、衝撃、恐怖さえ感じる」と指摘。「今の社会では被害を届け出た、訴え出た人への風当たりが厳しい」と語った。

 性暴力被害を巡る杉田氏の「女性はいくらでもウソをつける」との発言にも触れ、「被害を告白したいと思っている人を黙らせ、親に『助けて』と言いたい人にも言えなくさせてしまう」と訴えた。

 訴状によると、杉田氏は2018年、英国の番組やツイッターで「男性のベッドに半裸で潜り込む様な事をする女性」などと批判。第三者からの「ハニートラップ」などの投稿に「いいね」を押したとしている。(望月衣塑子)







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