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日本の少子高齢化問題を語るとき…(2020年10月24日配信『福井新聞』-「越山若水」)

 日本の少子高齢化問題を語るとき、特に公的年金や医療費など社会保障の仕組みを説明するとき、例えとして使われる言葉がある。「胴上げ型」「騎馬戦型」そして「肩車型」である

▼65歳以上のお年寄り1人を何人の現役世代で支えるか―を分かりやすく表したものだ。高齢者人口と生産年齢人口(15~64歳)を基に計算すると、50年前の高度経済成長期には9人で1人。だから「胴上げ型」。15年ほど前は3人に1人で、「騎馬戦型」と名付けた

▼さらに30年後の2050年には、1・2人に1人と負担が重くなると予想される。まさに1人が1人を背負う「肩車型」である。ところが話はそれで終わらない。このまま対策を講じなければ、バーベルを永続的に持ち上げる「重量挙げ型」社会の到来も考えられる

▼「2020年版厚生労働白書」は、高齢化がピークになる「2040年問題」の見通しを報告した。同年までの50年間に高齢者数は約2千万人増えて3900万人に。出生数は125万人から74万人に激減する。社会保障給付費は47兆円から190兆円に跳ね上がる

▼これは一大事、何か手を打たなければ、と誰もが思うだろう。ただここに来て「ベーシックインカム論」が急浮上している。国民一律に月7万円を支給する代わりに、生活保護も年金も廃止するという。個人的な見解とはいえ、妙に不気味である。




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