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視覚障害者に信号の色をスマホでお知らせ 「ピヨピヨ」「カッコー」鳴らない時間帯に死亡事故も(2020年10月25日配信『共同通信』)

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 目が不自由な人向けにスマートフォンで信号の色を音声や振動で伝え道路横断を支援する機器を、警察庁が2021年度に約2000基の信号機に設置する方針を決めた。視覚障害者の横断支援システムは音響式が主流で、今年運用が始まったスマホによる支援機器は3月現在、宮城、千葉、静岡の3県の74カ所しかない。警察庁は約25億円を21年度予算の概算要求に計上。東京都や政令指定都市から整備し、その後、全国に普及させたい考えだ。

 警察庁によると、17~19年に起きた視覚障害者の歩行中の交通事故死者は8人、重軽傷者は66人で、うち信号機のある横断歩道での死者は2人、重軽傷者は19人。

◆音響式は全信号機の11・7%

 今年3月時点で、「ピヨピヨ」「カッコー」などの誘導音で青信号を知らせる音響式は、全信号機の11・7%に当たる2万4370基が整備されているが、近隣住民の要望でほとんどが夜間・早朝は鳴らない設定で、鳴動時間外での死亡事故も起きている。

 新型コロナウイルス感染対策で時差出勤など「新しい生活様式」が広がる中、警察庁の担当者は「時間帯を問わず使えるツール。視覚障害者の安全な道路横断のため、利用可能範囲を広げ普及に努める」としている。

 専用のアプリをダウンロードすると、交差点などに取り付けた機器から近距離無線通信「ブルートゥース」でスマホに信号の色などが伝わり、音声や振動で通知される仕組み。一部の交差点で青信号を延長できる機能もある。

◆ナビゲーションアプリと連動も期待

 来年3月末までに全国で計約130基に増設予定だが、21年度は大幅に設置場所を増やし、機器も全額国費で賄う方向で調整している。病院や盲学校の周辺など、視覚障害者がよく利用する地域から整備。将来的にはナビゲーションアプリとの連動なども期待されるという。



スマホ式に歓迎の声「操作方法の講習会開いて」「給付や貸与も検討して」 視覚障害者の道路横断をサポート(2020年10月25日配信『共同通信』)

 視覚障害者の道路横断支援策として、警察は音響式信号機の整備を進めてきた。だが、鳴動しないよう設定された夜間や早朝に死亡事故も発生。視覚障害者団体は音響式の24時間鳴動を求める声は根強いとしつつ、スマートフォン式を歓迎する。ただ「講習会を開くなど、当事者に配慮した丁寧な対応が不可欠だ」と求めた。

 音響式の鳴動時間帯は地域の警察が視覚障害者や住民の意見を聞いて設定する。警察庁によると、午前7時から午後7時としている地域が多い。

◆ラッシュ避け、誘導音が出ない早朝に出勤

 東京都豊島区では2018年12月、横断歩道を渡っていた視覚障害者の男性が車にはねられ死亡した。日本視覚障害者団体連合によると、現場の信号は音響式だったが、男性は通勤ラッシュを避ける目的で誘導音が出ない早朝に出勤していたという。

 同連合の橋井正喜常務理事(69)は「誘導音がない信号だと、視覚障害者は命懸けで道路を渡らなければならない。いつでも鳴動するようにするなどの対策を警察に求めてきた」と強調する。

 警察庁はこれまでも夜間・早朝の対策として、白杖に貼ったテープをセンサーが検知すれば鳴動するシステムなどを導入してきた。ただ、センサーの整備費が高額であることなどから、広く普及してこなかった。

 スマホ式の機器は音響式に近い費用で設置可能で、大規模整備により民間のアプリ開発を促し、利便性や安全性を向上させたい狙いだ。音響式も並行して整備する。

◆「交差点で困っていたら、声を掛けて」

 橋井常務理事は「慣れた音響式の方がいいという声もある上、スマホ操作が難しい視覚障害者も多い。操作方法の講習会実施や、スマホの給付、貸与も検討してほしい」と要望。加えて市民に向け「交差点で困っていそうな視覚障害者がいたら、声を掛けてもらいたい」と呼び掛けた。



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