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菅首相「経済再開」一本やりで“GoToツインデミック”一直線(2020年10月30日『日刊ゲンダイ』)

公開日:2020/10/30 14:10 更新日:2020/10/30 14:10

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昨2019年シーズンはラグビーW杯でインフルピークは前倒し

 新型コロナウイルスの国内感染者が累計10万人を突破。新規感染者数は連日700人前後で推移し、29日は2カ月ぶりに800人超と高止まりが続いているのに、臨時国会が始まっても菅首相は新たな対策に踏み込まない。冬の足音が近づけば、インフルエンザの流行は避けられず、新型コロナと同時流行の「ツインデミック」へまっしぐらだ。

■緊急事態宣言当時よりも状況悪化


 各地で新型コロナの新規感染者数が過去最多を更新する中、北海道は独自に定めた5段階の「警戒ステージ」を28日、「1」から「2」に引き上げ。厚労省に助言する専門家組織「アドバイザリーボード」も「ほぼ横ばいから微増傾向」としていた評価を同日、「10月以降、微増傾向」と見直した。それも当然だ。感染状況は「第1波」に襲われた半年前よりも悪化しているからだ。

7都道府県に緊急事態宣言が発令されたのは4月8日。この日の新規感染者は527人だった。宣言が全国に拡大した同16日は576人。それから約1カ月後、39府県で宣言が解除された5月14日は100人、全国解除された同25日は21人にまで減少した。

 収束に向かっているとみられていた感染が再燃したのは、7月下旬以降だ。スガ肝いりの「Go To キャンペーン」の一環である「Go To トラベル」が東京除外で前倒しスタートしたのは7月22日。以降、感染者はみるみる増え、8月7日に過去最多の1605人を記録。感染者数トップの東京が「減少傾向にある」(赤羽国交相)として今月1日から追加され、「Go To イート」も開始。間もなく「Go To 商店街」も本格化し、移動は盛んになるばかりだ。
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■昨シーズンはW杯でインフルピーク前倒し

 西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)は言う。

「インフル流行について、昨年の同時期と比べて圧倒的に少ないからと安心するのは大間違いです。昨シーズンはラグビーW杯(9月20日~11月2日開催)に伴うインバウンド急増で早期に流入し、流行入りが例年より1カ月ほど早かった。今シーズンはコロナ対策のマスク着用や手洗い励行で抑え込めているとかいう解説はデタラメですよ」

 厚労省によると、昨シーズンの流行入りは第45週(11月4~10日)で、ピークは第52週(12月23~29日)。その前シーズンの流行入りは第49週で、ピークは年をまたいだ第4週。さらに2年さかのぼっても傾向は同じだった。「ウィズコロナ」「コロナとの共生」なんてフレーズに踊らされていると、痛い目に遭う。




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