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コロナ禍の就活(2020年11月2日配信『愛媛新聞』-「地軸」)

 毎年の光景ながら、夢と希望 にあふれた若者の姿を見るのは楽しい。先日、プロ野球のドラ フト会議が開かれ、12球団から指名された選手たちが「未来のスター」を目指し抱負を語った

▲ドラフト会議は各球団の新人採用の場だ。日ごろの実戦視察などを通じて獲得すべき人材を見定める。しかし、今年は新型コロナウイルス禍で甲子園大会などが軒並み中止に。各球団は選手の評価に苦労した。選手にとっても能力をアピールする機会が減ったのはつらかった

▲若者の社会への門出にコロナ禍が影を落とす。業績悪化で新卒採用を手控える企業が相次ぐ。先月、来春入社する大学生らの採用内定が解禁されたが、就職のめどが付かない学生が例年より多いという。高校生の採用選考も厳しい状況にある

▲就職難で非正規雇用が多くなった「就職氷河期」の再来は避けなければならない。企業の採用活動が縮小すると、学生が能力を示す機会も減少する。結果、貴重な人材が適所で生かされなくなれば、社会にとっても大きな損失だ

▲企業に願いたいのは新卒採用を維持すること。さらに既卒者の通年採用なども進め、若者が何度でも挑戦できるよう支えてほしい。それが可能な環境を整える行政の役割も大きい

▲コロナ禍でも各球団はしっかり選手を補強した。組織が成長するには活力に満ちた新しい人材が欠かせない。来春にはさまざまな職場が若者の笑顔であふれますように。




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