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「子どもの命守る」新任校長90人決意 宮城県教委、大川小で初の研修会(2020年11月4日配信『河北新報』)

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大川小で開かれた研修で、平塚さん(手前右)の話を聞く新任校長たち=4日午前10時55分ごろ

 宮城県教委は4日、東日本大震災の津波で児童74人と教職員10人が犠牲となった石巻市大川小で、新任校長対象の防災研修会を開いた。大川小での実施は初めて。参加者は児童遺族の話に耳を傾け、学校防災強化への誓いを新たにした。

 県内の小中高校などの校長計90人が参加。児童遺族らでつくる「大川伝承の会」共同代表の佐藤敏郎さん(57)=石巻市=と、名取市みどり台中校長の平塚真一郎さん(54)=同=が講師を務め、事故の教訓を訴えた。

 大川小6年の次女みずほさん=当時(12)=を失った佐藤さんは、児童らが地震発生後の約45分間校庭にとどまり、津波襲来直前に避難を始めて被害に遭った経緯を説明。「教員一人一人の危機意識が組織の意思決定につながらなかったことが問題。教訓として学ぶべき部分だ」と強調した。

 6年の長女小晴さん=同(12)=を亡くした平塚さんは、昨年10月に確定した大川小津波事故訴訟の仙台高裁判決が学校側に高度な防災対策を求めた点に言及。「命を預かる職業として当たり前のことと考えるべきだ」と呼び掛けた。

 参加した大崎市松山小の岡本由紀校長(49)は「教職員は子どもの命を守ることが一番大事だと痛感した。研修で感じたことを教職員や児童に伝えたい」と話した。

 参加者は石巻市河北総合センターで、学校防災体制の再構築に関するグループワークなどに取り組んだ。

 研修を見守った大川小訴訟原告団共同代表の只野英昭さん(49)は「良いことだが、震災10年目の実施は遅い。県には全国をリードする水準の研修をしてほしい」と注文した。

 県教委は今年2月に学校防災の在り方を探る検討会を設けて議論を進めてきた。大川小での研修は来年度以降、新規採用した全ての教職員に対象を広げることを検討している。



石巻・大川小で新校長に研修実施、遺族が説明 防災意識高める(2020年11月4日配信『産経新聞』)

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 東日本大震災で児童74人が犠牲となった宮城県石巻市立大川小で4日、本年度から新たに県内公立学校の校長となった約90人が、遺族を講師に招き研修を受けた。児童・生徒の命を最優先とする意識を高める狙い。宮城県教育委員会による同小での研修は初めて。

 6年の次女、みずほさん=当時(12)=を亡くした佐藤敏郎さん(57)らが校舎前で、震災前の建物や震災後の周辺一帯の写真を見せながら「自分の学校を思い浮かべてください。災害が起こるのは変えられないが、犠牲が出る未来は変えられる」と訴えた。

 大川小を巡る訴訟で、県と市の責任を認める仙台高裁判決が昨年10月に確定したことを踏まえ、教職員の防災研修充実に向けて実施が決まった。

 来年度以降は新規採用の全教職員も対象とする予定。大川小校舎は震災遺構として保存が決まり、整備が進んでいる。



大川小で新校長に研修実施、宮城(2020年11月4日配信『共同通信』)

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 東日本大震災で児童74人が犠牲となった宮城県石巻市立大川小で4日、本年度から新たに県内公立学校の校長となった約90人が、遺族を講師に招き研修を受けた。児童・生徒の命を最優先とする意識を高める狙い。宮城県教育委員会による同小での研修は初めて。

 6年の次女、みずほさん(当時12)を亡くした佐藤敏郎さん(57)らが校舎前で、震災前の建物や震災後の周辺一帯の写真を見せながら「自分の学校を思い浮かべてください。災害が起こるのは変えられないが、犠牲が出る未来は変えられる」と訴えた。

 参加した大崎市立松山小の岡本由紀校長は「子どもの命を守り切ることが一番大事であり、想定外のことも含め、教員一人一人が判断し行動できるようにしていかなければならない」と話した。

 大川小を巡る訴訟で、県と市の責任を認める仙台高裁判決が昨年10月に確定したことを踏まえ、教職員の防災研修充実に向けて実施が決まった。

来年度以降は新規採用の全教職員も対象とする予定。大川小校舎は震災遺構として保存が決まり、整備が進んでいる。



県教委が大川小で初の教職員研修(2020年11月4日配信『NHKニュース』)

 東日本大震災で多くの児童や教職員が犠牲となった、石巻市の大川小学校で、今年度、新たに就任した学校の校長を対象にした研修が行われました。
震災の発生から、まもなく10年となるなか、宮城県教育委員会が、現地で教職員の研修を行うのは初めてです。

 石巻市の大川小学校は、9年前の津波で、児童と教職員あわせて84人が犠牲となり、遺族の一部が起こした裁判で、県と市に賠償を命じ、防災対策の不備を指摘した判決が去年10月に確定しました。

 宮城県教育委員会は、教訓を防災対策に生かそうと、現地で教職員の研修を行うことを決め、初回となる4日は、今年度、新たに県内の小中学校や高校などの校長に就任した90人が参加しました。

 講師は、ともに当時6年生だった娘を亡くした、元教員の佐藤敏郎さんと、現職の中学校の校長、平塚真一郎さんが務めました。
佐藤さんは、震災前の学校の写真を見せながら「大川小学校が特別な場所になる前の姿や自分の学校を思い浮かべてから、今の校舎を見てほしい。あの日にふたをするのではなく、しっかりと向き合って、1人1人の児童がどんな顔で避難したか想像することが
 防災につながっていく」と語りかけました。
また、平塚さんは「当時、皆さんは学校現場で必死に対応していたので、なぜ、教職員が責められるのかと思うかもしれない。ただ、命を落としたという事実の前では、過程は一切関係なくなる。校長だけでなく、一人ひとりの教員が、自分の判断で子どもたちの命を守れるようにしてほしい」と訴えました。

 県教育委員会は来年度以降、新たに採用されるすべての教職員に対象を広げ、研修を行う方針です。
大川小学校で当時3年生の長女を亡くし、4日の研修を見守った只野英昭さんは「震災から10年が近づくなかでの研修で、率直に遅いと感じる。ただ、これからでもいいので、学校の防災対策について、しっかりと考えてほしい」と話していました。

 研修のあと、講師を務めた佐藤敏郎さんは「参加者の中には知り合いや同級生もいたので、何を言ってもわかってくれるし、逆に言わなくても通じる部分があったと感じる。震災から10年が近づくまで、この研修が行われなかったということは、津波が襲うまで51分も時間がありながら、1分しか避難できなかった大川小学校と本質は同じだ。校長たちが、自分の学校で、子どもたちに大川小学校のことを伝え、教訓などが広まっていけば、もっと変わっていくと思う」と話していました。

 また、講師を務めた平塚真一郎さんは「ここに至るまでいろいろなことがあったが、一歩目が踏み出せたので、この研修が未来の命を守ることにつながってほしい。イメージを持って話を聞くことは大事で、実際に大川小学校で起こったことを想像できる現地での研修は意味があった。学校は、児童や生徒、それに教職員の命を守る場所で、子どもたちに命を大切にできる力を身につけさせる場だということを心にとめてほしい」と話していました。





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