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スポーツ用義足の先駆者 人に寄り添い「夢かなえたい」―臼井二美男さん(2020年11月7日配信『時事通信』)

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現代の名工に選ばれた義肢装具士の臼井二美男さん=5日、東京都荒川区

 スポーツ用義足を国内で初めて作り、現代の名工に選ばれた義肢装具士臼井二美男さん(65)。利用者に寄り添い、その夢をかなえたいという情熱で、障害者の陸上クラブや妊婦用の義足など、世にないものを生み出してきた。「この仕事は技術が7割、人と向き合う部分が3割」と語る。

 28歳で義肢製作の世界に飛び込んだ。義足は利用者と面談を重ね、調整を繰り返して完成させる。技術だけでなく精神面のサポートも必要で、難しさはあったがやりがいも大きかった。担当した利用者は3000人を超える。

 ハネムーン中に海外で初めて見たカーボン製のスポーツ用義足。外国語の文献を調べて部品を輸入し、工夫を重ね再現した。装着した女性が数歩走り、「もう一度走れた」と涙を流す姿に胸を打たれ、1991年に切断障害者の陸上クラブを立ち上げた。

 走ることで患者は自信を取り戻し、生活を変えていくという。手探りで始めた活動だったが、徐々に広がり、複数のパラリンピック出場者も輩出。自身も技術スタッフとして各大会に携わる。

 生活用義足では、「もう一度ミニスカートをはきたい」という女性の声に応え、肌の質感を再現した「リアルコスメティック義足」を開発。妊娠で腹囲が変わっても接合できる「マタニティ義足」も、患者の悩みから生まれた。光る義足などを使った障害者ファッションショー開催など、「夢を持ち、前向きな人生を過ごせる」ための活動を今も続けている。




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