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障害者という言葉を障がい者と書き換える…(2020年11月8日配信『毎日新聞』-「余録」)

 障害者という言葉を障がい者と書き換える。害という文字が与える印象が悪いからと、ひらがなで書く役所が増えているようだ。一方、あえて漢字を用いる社会福祉法人がある。仙台市の「ありのまま舎」だ

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▲難病の筋ジストロフィー患者、山田富也さんらが中心になり、1975年に設立した。誰もが自分らしく生きられる社会を目指す。会報にはこう記されている。「障害があるのはその人ではなく、社会の側」。だから「障害者」を使い続ける

▲障害者への理解に貢献してきたのがパラリンピックだ。日本で初めて開かれたのは東京五輪と同じ64年。開会式は11月8日に行われた。大分県別府市の整形外科医、中村裕(ゆたか)さんが開催に奔走した。障害を負った人たちのリハビリを海外で学び、スポーツが果たす役割を実感していた

▲だが周囲の目は厳しかった。「むちゃですよ。(体が)せっかくよくなりかけたものを」「医者のくせに身障者を公衆の前に引き出してサーカスのような見世物をやろうというのですか」(佐藤次郎著「1964年の東京パラリンピック」)

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▲それでも中村さんは信念を曲げなかった。彼らの生きがいや自立につながると信じたからだろう。一人の医師が切り開いた道だった

▲ありのまま舎の山田さんが亡くなって10年。会報は故人をしのびつつ、来年の東京パラリンピックを前に「共に生きる社会」が実現していない無念さをつづる。問われているのは先人たちの時代と同様、いまだ社会に残る障害である。




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