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「研究も継続を」「健康第一に」 秋篠宮ご夫妻にエール(2020年11月8日配信『日本経済新聞』)

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皇居・宮殿「松の間」で行われた立皇嗣宣明の儀(8日午前)=代表撮影

立皇嗣の礼を迎えられた秋篠宮ご夫妻に対し、ゆかりの人たちからは新たな門出を祝福するエールの声が相次いだ。公務で多忙な日々を送られるご夫妻の健康を気遣う声も目立つ。

■研究者らしく事実重視

秋篠宮さまが力を入れられている家畜の研究で長年パートナーを務める林良博・国立科学博物館館長(74)は「儀式も非常に大切にされるお方。無事に立皇嗣の礼を迎えられておめでたい」と安心した表情を浮かべた。

秋篠宮さまは新型コロナウイルス問題を巡り、専門家から繰り返しオンラインで説明を受けられている。そんな姿勢に「相変わらず活発な方で、私も専門家をご紹介した。コロナ禍で困窮する人々を非常に心配されている。いつも困っている人への思いやりがある」と語る。20年以上の交流を通じて、最近は円熟されてきたとも感じられるという。

林さんとの研究の日程が入っていても、台風や地震といった不測の事態が起きればすぐにキャンセルになることも少なくない。「皇室の一員として国民のために何ができるか、いつも考えておられる」と話す。

天皇、皇后両陛下から公務を引き継がれるなど多忙な日々に「ますますお忙しくなるが、まずはお体を第一に。新たな知識を求める気持ちも大切に、ぜひ研究も続けていただきたい」と語る。

■巨大ヒョウタン

秋篠宮さまが小学生のころから交流がある湯浅浩史・進化生物学研究所所長(80)は「気さくな方で、誰とでも分け隔てなく話される」と語る。

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学習院初等科に入学したころの礼宮(秋篠宮)さま(右)。左は浩宮さま(天皇陛下)=1972年4月=共同

秋篠宮さまは瓢箪(ヒョウタン)好きでも知られる。幼少時には自ら栽培し、現在は全日本愛瓢会の名誉総裁を務められる。瓢箪研究者でもある湯浅さんを通じ、本格的に関心を深められた。

湯浅さんによると、秋篠宮さまは同会で品種改良など愛好家の挑戦も後押しされたという。容量30リットルほどの瓢箪育成が限度だった1990年代末、秋篠宮さまが会合で「巨大なものを作ってみては」と提案。愛好家が育成に挑み、2014年には100リットルの巨大ヒョウタンが生まれた。

湯浅さんは「高齢の会員が多い中、会員のモチベーションを高められ、かけがえのない存在。皇嗣になられて制約が増えるかもしれないが、会の活動などにもこれまでと変わらず参加できる状況が続いてほしい」と、秋篠宮さまを取り巻く環境に思いを寄せた。

■紀子さま、手話普及に尽力

秋篠宮妃紀子さまは手話に精通し、聴覚障害者の活動支援や手話の普及に長年取り組まれてきた。紀子さまの手話指導を約10年担ってきた日本ろう者劇団の俳優、井崎哲也さん(68)は「これからも国内外で手話を使って活躍していただきたい」とエールを送る。

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記念撮影の合間に秋篠宮さまの髪を直す紀子さま(1990年6月、宮殿・竹の間)

紀子さまは劇団が公演する「手話狂言」に何度も足を運び、団員とも懇談されている。当初は通訳を介したが、今では直接対話されるようになったといい「きれいで上品な手話を使われる」と太鼓判を押す。外国の手話言語も学ばれるなど、関心は幅広いという。

手話指導の合間に、生まれつき聴覚障害のある井崎さんが聞こえないことで苦労した話をすると、紀子さまは真摯に耳を傾けられた。「以前は手話自体の認知度が低かったが、今では記者会見の映像に手話通訳が映る時代に変わった。手話がこれだけ知られた背景には皇室の方が手話を使われた影響もあったと思う」と振り返る。

皇嗣妃として新たな節目を迎えられた紀子さまについて「ぜひ手話を通じたご縁を続けていただきたい」と話している。




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Author:gogotamu2019
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