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ススキノ時短「非科学的」 札医大・當瀬教授に聞く(2020年11月8日配信『北海道新聞』)

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當瀬規嗣教授

 道内の感染状況や行政の対応について、札幌医科大の當瀬規嗣教授(細胞生理学)に聞いた。(聞き手・岩崎あんり)

 道内の新型コロナウイルスの1日当たりの感染者が180人を超えた現状は、もはや「感染爆発」と考えていい。中等症、重症の患者も増え始めており、医療が逼迫(ひっぱく)した5月上旬の状況に近づいている。

 道と札幌市は、札幌・ススキノ地区の酒類を提供する店に営業時間の短縮などを要請したが、あらゆる点で非科学的だ。札幌市で確認された感染者の半数超が感染経路不明者で、市中感染が拡大している。この段階でススキノだけが時短をしても、効果は期待できない。

 そもそも新型コロナは、「3密」空間に漂う飛沫(ひまつ)がもたらすエアロゾル感染や接触感染で広がっており、屋外の空気中にウイルスが漂っているわけではない。地域を区切った対策に意味があるのは空気感染する感染症の場合だ。前提を誤った対策は、一部の事業者に偏った負担を強いることにもなりかねない。

 道や札幌市が今行うべき対策は、道民への2週間程度の外出自粛要請と、クラスター(感染者集団)が多発している接待を伴う飲食店への休業要請だ。ススキノに限定せず、もっと広い範囲で人の動きを抑え、感染拡大の温床になってしまっている接待を伴う飲食店に休業を求める。この「両輪」で対策を講じなければ、感染拡大を抑えることはできないだろう。




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