FC2ブログ

記事一覧

秋篠宮さま、立皇嗣の礼 国の代替わり儀式全て終了(2020年11月8日配信『日本経済新聞』)

キャプチャ
立皇嗣宣明の儀に臨む秋篠宮ご夫妻(8日午前、皇居・宮殿「松の間」)=代表撮影

秋篠宮さまが皇位継承順位1位の皇嗣(こうし)となられたことを内外に示す儀式「立皇嗣の礼」が8日、皇居・宮殿で行われた。中心儀式の「立皇嗣宣明の儀」で天皇陛下が秋篠宮さまの地位を宣言。秋篠宮さまは「皇嗣としての責務に深く思いを致し、務めを果たしてまいりたく存じます」と決意を述べられた。

宣明の儀は、憲法で天皇が行うと規定された国事行為に当たる。宮殿で最も格式が高いとされる「松の間」で午前11時から行われ、黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)と呼ばれる天皇専用の装束に身を包んだ陛下が「文仁親王が皇嗣であることを、広く内外に宣明します」と告げられた。

その後、皇太子の伝統装束である黄丹袍(おうにのほう)をまとった秋篠宮さまが、紀子さまとともに両陛下の前に進み出て決意のお言葉を返された。秋篠宮さまがお言葉を読み上げる間、陛下は穏やかな表情で様子を見守られた。

キャプチャ2
立皇嗣宣明の儀でお言葉を述べる天皇陛下(8日午前、皇居・宮殿「松の間」)=代表撮影

菅義偉首相は参列者を代表し、祝辞の「寿詞(よごと)」で「こうして立皇嗣の礼が挙行されますことは、こぞって喜びとするところであります」と読み上げた。

儀式には常陸宮ご夫妻や秋篠宮家の眞子さま、佳子さまら皇族方のほか、三権の長や地方自治体の首長ら46人が参列した。当初は国内外の要人約350人を招き、4月19日に挙行する予定だったが、新型コロナウイルスの影響で、政府は規模を大幅に縮小し時期も延期した。

感染防止のため、祝宴にあたる「宮中饗宴(きょうえん)の儀」を取りやめたほか、儀式中は両陛下と秋篠宮ご夫妻、寿詞を述べた菅首相以外の参列者はマスク着用を徹底した。宮殿内の換気やソーシャルディスタンスの確保などの感染対策も講じられた。

キャプチャ3

宮殿・鳳凰(ほうおう)の間では、陛下が秋篠宮さまに、皇室に代々伝わる皇太子の守り刀「壺切御剣(つぼきりぎょけん)」を授ける儀式も営まれた。剣の親授は、平安時代から行われていたとされる。令和の代替わりに伴い「皇太子」が空位となったことで、皇位継承順位1位の「皇嗣」となった秋篠宮さまが受けられた。

剣の親授の後、秋篠宮さまは馬車に乗り込み、宮殿から宮中三殿へ移動。皇嗣となったことを神前に報告する「賢所皇霊殿神殿に謁するの儀」に紀子さまとともに臨まれた。眞子さまら皇族方も参列された。秋篠宮ご夫妻は代替わり後も、宮中祭祀(さいし)の際には三殿の庭から拝礼してきたが、この日は初めて殿上に上がられた。

午後4時半からはもう一つの国事行為として、両陛下が秋篠宮ご夫妻に会われる「朝見の儀」が宮殿・松の間で行われた。

キャプチャ4
朝見の儀で秋篠宮さまにお言葉を述べる天皇陛下(8日、皇居・宮殿「松の間」)=代表撮影

秋篠宮さまが「これからも力を尽くしてまいりたく存じます」などと「謝恩の辞」を述べると、陛下は「これまでに培ってきたものを十分にいかし、国民の期待に応え、皇嗣としての務めを立派に果たしていかれるよう願っています」、皇后さまは「これからもお健やかにお務めを果たされますように」とそれぞれお言葉をかけられた。国事行為としての一連の代替わり関連儀式はこれで終了した。

儀式終了後、秋篠宮さまは宮内庁を通じ「現下のCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響をはじめ、様々な状況にある人々や社会に思いを致しつつ、これからも、皇嗣としての務めを果たしてまいりたい」との感想を出された。また秋篠宮ご夫妻は8日夜に仙洞仮御所(東京・港)で上皇ご夫妻にあいさつされた。

立皇嗣の礼は前例がなく、今回の一連の儀式は、天皇陛下が皇太子時代に臨まれた平成期の「立太子の礼」を参考に構成された。

今後、秋篠宮ご夫妻は関連行事として伊勢神宮や神武天皇山陵などに参拝されるが、コロナ禍の感染状況が見通せない中、参拝日程は未定となっている。

キャプチャ5
立皇嗣宣明の儀で天皇、皇后両陛下の前でお言葉を述べる秋篠宮さま(8日午前、皇居・宮殿「松の間」)=代表撮影

キャプチャ6
立皇嗣宣明の儀に臨む秋篠宮ご夫妻(8日午前、皇居・宮殿「松の間」)=代表撮影

キャプチャ7
立皇嗣宣明の儀を終え、宮殿を出る秋篠宮さま(8日午前、皇居・宮殿「南車寄」)=代表撮影

キャプチャ8
立皇嗣宣明の儀を終え、馬車で賢所へ向かう秋篠宮さま(8日午前、皇居・正門鉄橋脇)=代表撮影

キャプチャ9
御仮寓所(ごかぐうしょ)を出発する秋篠宮ご夫妻と見送る悠仁さま(8日午前、東京都港区)=代表撮影






スポンサーサイト



プロフィール

gogotamu2019

Author:gogotamu2019
障害福祉・政治・平和問題の最新ニュース・論説紹介

最新記事

カテゴリ