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【立皇嗣の礼】儀装馬車「3号」 昭和、平成の立太子の礼でも使用(2020年11月8日配信『産経新聞』)

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立皇嗣宣明の儀を終え、馬車で賢所へ向かわれる秋篠宮さま=8日午前11時53分、皇居・正門鉄橋脇(松本健吾撮影)

 8日行われた「立皇嗣(りっこうし)の礼」で、秋篠宮さまは、中心儀式の「立皇嗣宣明(せんめい)の儀」を終えた後、馬車で皇居内の宮殿から宮中三殿へ移動された。使われたのは、宮内庁が所有する4種類の儀装馬車のうち、「3号」と呼ばれるもの。昭和27年の上皇さまの立太子の礼、平成3年の天皇陛下の立太子の礼でも使用された伝統のある馬車だ。

 えび茶色が美しい漆塗りの車体は、全長約4・5メートル、幅約1・9メートル、高さ約2・2メートルで、重量は約1トン。車体の両側には、菊葉と唐草の模様があしらわれ、中央部分には金色の菊紋章が輝く。馬を操る「御者(ぎょしゃ)」が乗る台が前方に付いた「座馭式(ざぎょしき)」と呼ばれるタイプで、馬2頭が牽引(けんいん)して走る。

 昭和3年の製造から90年以上たつが、修復やメンテナンスを繰り返しながら大切に保管され、皇室の重要行事に花を添えてきた。陛下の立太子の礼以来、29年ぶりの晴れ舞台となったこの日、古装束に身を包んだ秋篠宮さまが乗られた馬車は、宮殿前の東庭などを厳かに走り抜けた。




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