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国際男性デー 11月19日

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「国際男性デー」は、男性の鏡となる人物を称え、ジェンダーに対する偏見に対抗し、とくに男性に影響する男女平等についての取り組みを訴える日。

1999年からカリブ海の小アンティル諸島南部に位置するトリニダード島とトバゴ島の2島と属領からなる共和制国家のトリニダード・トバゴにて始まり、その記念日の設立とそれに関するイベントは、オーストラリア、カリブ海、北アメリカ、アジア、ヨーロッパおよびアフリカで様々な個人およびグループにより行われている。



国際男性デー(2020年11月19日配信『琉球新報』-「金口木舌」)


 「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」。総菜のポテトサラダを買おうとした子連れの女性を高齢男性が叱責したという投稿がツイッターに上がった。それをきっかけに今夏「ポテサラ論争」がネット上で起こった

▼手作りサラダを強要する背景に「女性はこうあるべきだ」という価値観が男性側にある。幼稚園で使う手作りの絵本バッグ、飲み会の席での取り分けや酒づくり。「女性なら気を配るのが当然」と見なされる目に見えない期待。その空気だけでストレスを感じる

▼固定化された役割に、息苦しさを感じるのは女性だけではない。沖縄の長男は、幼少時からウークイで最前列に座らされ、ウチカビの扱い方などを教えられる。進学や就職は地元を勧められ、トートーメーと親の介護の責任が伴う

▼跡継ぎとして期待される空気を当たり前として受け入れる人が大半だろうが、少数派ながら「なぜ自分だけ」と長男の役割に疑問を抱く人もいる

▼近年、男性の「生きづらさ」に注目が集まる。長男だけではなく男性の「たくましさ」を良しとする価値観になじまない人は、弱音を吐きづらい

▼手作りサラダを強要する男性に限らず、一方的な価値観の押し付けは誰もが避けたいところ。きょうは国際男性デー。男性の役割や性の平等を考える日。自分の価値観について、改めて考える機会にしてはどうか。



男らしさ」の呪縛 大黒柱や仕事第一…刷り込み重荷 19日「国際男性デー」(2020年11月19日配信『中国新聞』)


 11月19日の「国際男性デー」をご存じですか。男性の健康に目を向け、性の平等を目指す日として世界で広がりつつある。「女であること」に縛られない生き方を求める女性が増える一方で、男性ならではの「生きづらさ」はあまり可視化されてこなかった。職場や学校、家庭で「男だから」という呪縛とプレッシャーに悩む人たちの声を、無料通信アプリLINE(ライン)で聞いた。

 「男なんだから良い大学を出ときなさい」。広島市安佐北区の男子高校生(17)は、進路選択で親と祖母から言われる一言が引っかかる。「大黒柱として一家を養うにはある程度の収入がいるし、頭が良くないといけん」というのが理由らしい。でも「女性も活躍する時代に『養う』なんて古い。家事育児も夫婦で分担するものだと思うのですが…」と首をかしげる。

▽校則「男子は清潔で短い髪型」に違和感
 学校でも違和感を覚える。例えば校則。「男子は清潔で短い髪形」と決められている。教師に疑問をぶつけても「短髪が当たり前。受験や就職に影響しないため」としか答えない。「ショートカットの女子はいるのに、なぜ男子は好きな髪形が許されないんだろう」と釈然としない。

 生物学的な性差とは別に「男らしさ・女らしさ」という考えは社会が作り出す性差だ。無意識な「刷り込み」や「押し付け」はあちこちで存在する。

 西区の女性(48)が経営する学習塾では、「男の子だから算数・数学ができないといけない」という意見を口にする保護者が一定数いる。そんなとき、女性はやんわり「性別に関係なく勉強ができたら楽しいですよ」と伝えるが、「男の子は理系」というイメージは根強い。安佐北区の母親(38)も普段は男女関係なく子育てをしているつもりだが、5歳の息子にはつい「男の子なんだから泣かない!」と言ってしまう。

▽「転勤当たり前」働き方に窮屈さ

 働き方に窮屈さを感じる人も多い。「男は正社員で働け、という重圧がつらい」と寄せたのは安芸区の40代の介護職男性。就職氷河期世代で、工場で派遣社員をしていた。非正規への偏見が怖くて、友人たちには内緒にしてきたという。

 東区の国家公務員男性(57)の職場では「男は転勤が当たり前」で、不自由や不都合を被っても文句が言いにくい。国の政策を受けて「仕事と家庭の両立」を唱えるが、それは女性に限ったこと。妻が公務員で夫が民間勤務の場合は転勤を免れるが、逆なら単身赴任か妻が退職するしかない。転勤を拒否すれば昇進できない。

 男性の育休も表向きは反対されないが、裏では「あいつは何を考えてるんだ」と陰口を言われる。「『男は仕事ファースト』の縛りが、男女ともに生きづらい世の中にしているんじゃないか」と問い掛けた。

▽女性と食事代割り勘にしたら悪評

 呉市の看護師男性(50)は「女のくせに」というのはタブーになってきたのに、その反対は今でも通用していると感じる。職場でも「男だから」と、力仕事や暴言を吐く患者の対応を押し付けられる。病休の職員の代わりに出勤を求められ、愚痴ると「男のくせにしつこい」と言い返される。いつもは男女平等を訴えている女性たちに、都合のいいときだけ「男らしさ」を求められることに納得がいかない。

 デートなどで男性が女性におごることや、多めに払うことを求められる風潮への反発もあった。廿日市市の会社員男性(42)は、かつてデートした女性が当然のように食事代を払ってもらおうとする姿に「気持ちが冷めた」。南区の男性(70)が以前いた職場では、同僚男性が女性との食事代を割り勘にしたら、翌日には女子更衣室で悪評が広まったという。次からは誰も彼の誘いに応じなくなった。

 西区の会社員男性(45)はこれまで「男だろ、男のくせに、男なら当然」と言われたことは数知れず。小さい頃から強さや積極性、理性的であることを求められてきた。「ジェンダーバイアス(性に基づく差別や偏見)をなくし、男も女も『らしさ』から自由になれば、もっと生きやすくなるはずです」とつづった。

▽国際男性デーとは

 1999年にカリブ海の島国トリニダード・トバゴで始まったとされる。男性の心身の健康と幸福、男女平等の推進などを目指す。国連の「国際女性デー」(3月8日)に比べて知名度は低いが、米国、中国、英国など数十カ国で参加が広がっているという。



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