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現代アートへの距離を縮めよう ろう者のためのワークショップで楽しみ方探る(2020年11月19日配信『毎日新聞』)

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ワークショップを配信している様子。「ヨコハマトリエンナーレ2020」に出品されている作品の画像を前に、気づいたことを次々と挙げていく牧原依里さん(右から2人目)ら=横浜市西区の横浜美術館で2020年9月19日、平林由梨撮影

 現代アートに興味を持つろう者たちが集まり、楽しみ方を探るワークショップがこのほど、横浜市西区の横浜美術館で開かれた。視覚表現だけでなく、音や声もその作品の一部となることが少なくない現代アートだが、会場に流れる音声を文字にして読んでもらうなど工夫した。より開かれたアート体験を目指す、ろうの当事者と美術館による取り組みを取材した。

障害のある12人が参加

 「美術鑑賞をめぐる企画は聴者による企画がほとんどで、すんなり入り込めなかった」「いずれ作品を買いたい。そのための知見を深めたい」「ろう者と聴者の美術鑑賞の視点の違いに興味があった」――。

 今年9月、オンラインで開催された初回のワークショップで、社会人から学生まで、職業も年齢もさまざまな12人のろう者は、それぞれ参加した理由を手話で説明した。

 この「ろう者のための美術鑑賞ワークショップ」は、文化庁の委託事業で、「育成×手話×芸術プロジェクト」と同館が共催で企画した。同プロジェクトの事務局を務め、自身もろうの映画作家、牧原依里さん(34)は「筆談に応じたり、手話のガイドを付けたりする美術館はこれまでもありましたが、こうしてろう者が集まり、専門家を交えて対話するような機会はほとんどありませんでした」という。

「ろう通訳」を活用

 「難解」といわれる作品も多い現代アートを鑑賞するポイントを解説したのは、同館教育普及グループのスタッフ。「全体から細部までよく観察する」などとアドバイスした。

 今回のワークショップのポイントの一つは、美術館スタッフの解説を、研さんを積んだ「ろう通訳者」を介して、参加者に伝えた点。

①美術館スタッフが解説

②聞こえる人が手話に変換

③その手話をろう通訳者が見て、改めて手話で伝える

――という手法だ。

 ろう通訳者は、多くの参加者と同じように生まれつき聞こえず、手話で会話をしてきた人。2度手話に変換するのは手間がかか…







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