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コロナ禍の冬…効果的な換気は? 対角の窓を同時に開けて(2020年11月22日配信『西日本新聞』)

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冬場の効果的な換気の方法(ダイキン工業ホームページなどを参考に作成)

 新型コロナウイルスの感染防止対策として有効とされている換気。気温や湿度が下がり、感染リスクが高まるとされる冬場は特に欠かせないものの、窓を開けるのがおっくうな季節でもある。効果的な換気の方法はないだろうか。

 屋外から新しい空気を取り入れ、室内の空気を排出する換気は、ウイルスなどを外に出したり、薄めたりする効果が期待できる。政府は、冬場も換気扇などの機械設備を活用し、常に換気することを推奨。風呂やトイレの換気扇を回し、換気口を開けるなどすると、空気が入れ替わる。

 部屋の換気について研究する九州産業大建築都市工学部の北山広樹教授(建築環境工学)によると「窓を開ける場合は2カ所」。風が吹き込む窓と、その対角線上にある窓を同時に開け、空気の出口と入り口をつくる。2カ所の窓が同じ面にあるなど近接していると、入ってきた空気がすぐ外に出てしまい、室内に滞留する空気が排出されにくくなるため「距離が離れているほど効果的」。部屋に窓が1カ所しかない場合は、ドアや廊下などの窓も開け、空気の通り道を確保する。

 ただ、室温の急激な低下による体調悪化も心配になる。空調大手のダイキン工業(大阪)は、暖房で室内を暖めた後、暖房を入れたまま窓を開けることを推奨。冷えた壁や床、天井が暖まれば、換気時も室温が下がりにくくなる。暖房からできるだけ離れた窓を開けると、電気代も抑えられるという。窓を開ける目安は、夏場は30分に1回、5分程度だが、同社は「寒さを感じたら1回3、4分を目安にしてほしい」とする。

 窓を開けられなかったり、窓だけでは十分な換気が難しかったりする飲食店やオフィスはどうか。北山教授によると、建築基準法に基づき、床面積や利用人数に応じたファンなどの設備が設置されており、必要な換気量は賄える。混み合っている場合は、店舗の出入り口を開けるなど外気の取り込み口を増やすと、より効果的という。オフィスでは、従業員が設備を把握していないケースもあり「どんな設備があるか確認し、活用を」と呼び掛ける。 (吉田真紀)



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