FC2ブログ

記事一覧

AED使用時にプライバシー保護 和歌山の高校生が上半身覆うシート作製、配布(2020年11月27日配信『毎日新聞』)

キャプチャ
診療所の医師(左)にAEDシートの説明をする熊野高校の生徒ら=上富田町朝来で2020年11月24日午後4時35分、竹内之浩撮影

 防災ボランティア活動などに取り組む和歌山県立熊野高校(上富田町朝来)のKumanoサポーターズリーダー部が、自動体外式除細動器(AED)の使用時に女性の上半身を覆うシートを作製し、町内のAED設置場所に配布している。部員たちは「AEDの使用が進み、一人でも多くの命を救いたい」と願っている。

 女性は体の露出を嫌うため、男性に比べてAEDの使用率が低いことを知った3年生の女子生徒11人が、患者のプライバシーを保護するシートを企画。2019年9月に製作を始めた。消防署の助言を受けながらシートの素材や大きさ、重さなどの改良を重ね、試作を5回繰り返して、20年6月に完成させた。

 シートは縦約50センチ、横約80センチで、生地は降雨時でも使えるように水をはじくナイロン製にした。心臓マッサージで手を置く位置やAEDのパッドを皮膚に貼る位置を示すワッペンを縫い付けた。風でめくれないように両サイドには重し代わりに廃雑誌の背表紙も縫い込んだ。

 6月からは町内の全AED設置場所71カ所に配布するため、作業を開始。型紙を使った生地の裁断、ミシンや手作業での縫製、ワッペンの接着、収納袋の作製などの多岐にわたる工程を11人が分担した。「工程が多くて大変で、いつになれば全部できるのか不安だった」とキャプテンの中田紗奈さん(18)は振り返る。遅れた工程は手が空いた人がカバーし、10月中旬までに71枚を作り上げた。

 シートの開発は19年度「ぼうさい甲子園」で優秀賞を受けた。20年度も全国高校家庭クラブ研究発表大会の産業教育振興中央会賞(2位)など四つの賞を受賞している。

 町外からも問い合わせがあるといい、中田さんは「全国に広がって多くの人に使ってほしい。これがあれば男性もためらわず女性患者への処置ができると思う」と話している。






スポンサーサイト



プロフィール

gogotamu2019

Author:gogotamu2019
障害福祉・政治・平和問題の最新ニュース・論説紹介

最新記事

カテゴリ