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菅首相、学術会議問題の反発「かなり大きくなると思っていた」と笑み浮かべ回答(2020年12月4日配信『東京新聞』)

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 菅義偉首相は臨時国会が事実上閉会することに合わせ、4日午後6時から首相官邸で記者会見を行った。外遊時を除いて首相が会見を開くのは、9月16日の就任時以来2回目。

 新型コロナウイルスの感染が続く中、これまで情報発信が少ないと指摘される菅首相が感染対策に何を語るのか。日本学術会議の会員候補6人の任命拒否問題や、安倍晋三前首相主催の「桜を見る会」を巡る疑惑への説明などが焦点だった。

 学術会議の任命拒否問題について、菅首相は、反発を予想していたかについて記者から問われると「かなりなるんではないかと思っていた」とやや笑みを浮かべて答えた。

 学術会議の在り方を官房長官時代から考えてきたといい、「縦割り、あるいは既得権益、悪しき前例主義を打破したいと掲げて自民党総裁選挙も当選させていただいた」と説明。「こういう中で、学術会議も新しい方向に向かった方が良いのではないかという意味合いの中で、内閣法制局の了解をえている一貫した考えのもとで自らの判断をさせていただいた」と述べた。

 別の記者から改めて任命拒否の理由を問われると「任命権者として適切な判断を行った。理由については人事についてお答えを差し控える」と強調した。任命されなかった6人の候補には「手続きを終わっているので、新たに任命を行う場合は、学術会議から推薦が必要だ」とコメントした。

 菅首相は冒頭、新型コロナウイルスの感染拡大について「極めて警戒すべき状況が続いている。強い危機感をもって対応している」と述べた。

 ひとり親家庭への緊急手当てを年内をめどに支給すると明かした。来週早々には経済対策を決定すると述べた。
 2050年の二酸化炭素の排出ゼロを目指すカーボンニュートラルについて2兆円の基金をつくるとして、「経済対策のため、環境投資を一歩大きく踏み込む」と述べた。

 桜を見る会については、「国会で答弁したことに責任をもつことは当然だ。必要があれば私自身が安倍前総理に確認しながら答弁を行っていきたい」と語った。

 政府の観光支援事業「GoToトラベル」については、「東京都の高齢者や基礎疾患のある人の利用を控えるよう求めている」など現在の取り組み状況を述べるにとどまった。

 自民党の二階俊博幹事長が全国旅行業協会の会長を務めているため、旅行業界がGoToキャンペーンで優遇されているのではないかとの質問に、首相は「二階幹事長が特別ということではなくて、何が地域の経済を支えるのに一番役立つのかという中で判断した」と述べた。




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