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文字や絵で聴覚障害者の買い物スムーズに コープこうべ レジにボード設置(2020年12月5日配信『毎日新聞』)

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コープこうべ仁川店のレジでコミュニケーション支援ボードを使う志方龍さん(右)=宝塚市で 2020年11月30日午後6時25分、木田智佳子

 「ポイントカードはお持ちですか?」「レジ袋は必要ですか?」。聴覚障害者が買い物をする際、レジでのやりとりがスムーズに進むようにと、コープこうべ(神戸市)は12月から兵庫県内外の全157店舗の全てのレジに「コミュニケーション支援ボード」を設けた。ボードの文字や絵を指さして情報を確認し合う。マスク着用で相手の唇の動きを読めず、会話に困難を感じている人が増えている今、聴覚以外の障害がある人や高齢者、外国人らにも配慮した環境整備として広がりが期待される。

 導入のきっかけを作ったのは、宝塚ろうあ協会のメンバーで聴覚障害がある橋本明城(あきしろ)さん(55)と志方龍(りょう)さん(44)。外見からは耳が不自由だと分からないため、レジでスタッフに問いかけられることは少なくないが、質問が分からず「はいはいと適当にうなずいていた」(志方さん)という。

 そんな困り事を聞いた地域ボランティアがコープこうべに伝えた。店側は改善が必要と受け止め、2019年3月、話し合いの場が設けられた。その後もメールで情報を共有しながら独自の支援ボード作りが進み、同8月、2人がよく利用する仁川店(宝塚市)で試験的にスタート。改良を重ね、20年3月からは市内の全9店に導入。12月からは、県外の店舗も含む全店に設置された。

 宝塚市は16年、手話を使いやすい環境づくりを推進する手話言語条例を施行。地域共生社会の実現を目指している。志方さんは「相談すれば何か進むかもしれないと考え、だめ元の気持ちで伝えてみた」と振り返る。

 支援ボードの利用が全店舗へと広がったことについて、橋本さんは「とてもうれしい」と喜び、「ポイントカードがあることも初めて知り利用できるようになった」という。聴覚障害者が病院で何を言われているかわからないまま帰ったという話を聞くといい、「多くの場所でこうした取り組みが広がるよう働きかけていきたい」と語った。【木田智佳子】




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