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感染爆発の最中に…大阪府集計システム変更で現場は大混乱(2020年12月5日配信『日刊ゲンダイ』)

太陽の塔も怒っている?

 新型コロナウイルスの感染爆発に見舞われている大阪府。吉村知事が15日まで不要不急の外出自粛を求める中、気になるデータもある。AIを用いたグーグルの感染予測によると、今月30日までの4週間に、全国で計7万7124人が新たに感染。うち大阪府だけで2万1012人と約3割を占めるという。1日平均750人と現状の約2倍となるハイペース。確度の高い予測だけに心配だが、府の体制は心もとない。感染者の集計システムが切り替わり、不慣れな作業で現場はてんてこ舞いなのである。

 保健所の負担軽減を理由に、府独自システムから政府の「HER-SYS(ハーシス)」に移行したのは先月16日から。同11日の府の新型コロナ対策本部会議の最終決定から、たった5日後。移行に伴い集計の対象時間も変わった
従来は公表日の午後4時までの24時間分を計上したが、ハーシスは午前0時までの24時間分と、ほぼ前日分に切り替わった。

■マニュアルなしの見切り発車だった!

 それでも新規感染者数の公表時刻は大体、午後6時すぎと変わっていない。従来締め切りの2時間後からハーシスは18時間後――なぜ、こんなに時間がかかるのか。そう疑問に感じた30代女性の沙和さん(ツイッター名)が府に新システムのマニュアルを情報公開請求すると、答えは「不存在」。マニュアルなしの見切り発車だったのだ。

「最終決定以前から準備してきましたが、稼働してから気づく作業も多く、保健所も府側も慣れるのに時間がかかっています。しかも移行6日後の先月22日には過去最多の490人を数えるなど感染者増大の時期と重なったのも大きい。その分、作業量も増え、午後6時の公表に間に合わせようとすると手間取ってしまう。走りながら手順を覚えている状況です」(保健医療室感染症対策課)

 コロナ対策は時間との闘いだ。現状把握に手間取れば対策も遅れる。間の悪いタイミングで現場の混乱を招いた吉村知事の責任は重い。






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Author:gogotamu2019
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