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世界一スパコンが示す感染対策 座席リクライニングは危険(2020年12月7日配信『 NEWSポストセブン』)

 11月に発表されたスーパーコンピューターの性能ランキングで2度目の世界一となった「富岳」。理化学研究所と富士通が共同開発したこのスパコンが今、コロナ対策でフル稼働している。世界一の“頭脳”が弾き出した冬の感染対策とは――。

 理化学研究所計算科学研究センターの広報担当者が語る。

「来年度の共用開始に先立ち、富岳をコロナ対策のために優先的に提供しています。世界一の計算速度を駆使して様々なシミュレーションを行ない、感染防止に役立てていただくのが狙いです」

 11月末には布・ウレタン製と不織布製のマスクの性能を比較。よりウイルス飛散防止効果が高いのが不織布製マスクであることを示し、新聞など各メディアで報じられた。

「富岳」が弾き出した、コロナ対策に関するデータはこれだけにとどまらない。

乗り物の座席では「リクライニング」に注意

 帰省や旅行など移動が増える年末年始は交通機関での感染対策が重要だが、これについて富岳が意外なデータを示した。

 飛行機の客室内において、座席の「リクライニング」を倒すと感染リスク大だと算出したのだ。

 リクライニングを倒さなければ咳の飛沫は前列シートの背面にぶつかって落下するが、倒した状態で咳をすると飛沫は大きく拡散して前列の乗客に付着。エアロゾルと呼ばれるさらに細かい直径5マイクロメートル以下の飛沫核は、空調に乗って前後2列、左右4席程度まで拡散した。浜松医療センター感染症内科部長の矢野邦夫氏が指摘する。

「これは飛行機に限った話ではありません。新幹線や特急電車、バスなどでもマスクをしていない人がリクライニングを倒せば、同様に飛沫やエアロゾルが拡散すると考えられます。

 とくに飛沫が直撃するすぐ前の席は、他の席より10倍以上感染リスクが高くなる」

 他の乗客のリクライニング使用状況を逐一確認するのは現実的ではない。飛沫の拡散が最も少ないと考えられる客室の最後方に座るのが得策だろう。

※週刊ポスト2020年12月18日号




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