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浮かび上がった課題、障害者施設側は全く疑わず…入所者虐待容疑で元臨時職員逮捕(2020年12月19日配信『毎日新聞』)

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事件が起きた障害者のグループホーム「なないろの家」=愛知県東浦町で2020年12月4日、高井瞳撮影

 愛知県東浦町の障害者施設で知的障害がある男性に暴行し重傷を負わせたとして、元臨時職員の水野有幸容疑者(45)が12月4日、傷害容疑で逮捕された。施設では2018年9月以降、入所者3人が計7回救急搬送され、腸に穴が開いていると診断されていたが、施設側は虐待の可能性を全く疑っていなかった。事件からは高い密室性や被害当事者による説明の難しさなど障害者施設特有の問題が浮かび上がるが、専門家は「早期の通報が深刻な被害防止につながる」と指摘する。【高井瞳】

 県警半田署捜査本部によると、水野容疑者は逮捕容疑となった入居男性Aさん(当時54歳)への暴行以外にも、他の入居者に対する暴行をほのめかす供述をしているという。関係者によると、施設では18年9月以降、Aさんを含む3人が計7回救急搬送された後、病院で腸に穴が開いていると診断されていたことが新たに判明。捜査本部もこの事実を把握しており、慎重に捜査している。捜査関係者によると、7回の搬送のうちほとんどが水野容疑者の勤務時だったという。

 施設は虐待に気づけなかったのか。元厚生労働省虐待防止専門官で、日本社会事業大専門職大学院の曽根直樹准教授は、13年に千葉県で起きた障害者虐待死事件を挙げ「福祉従事者なら誰もが知っている事件と同様の症状が何回も繰り返されていた。施設は虐待の可能性を初めから視野に入れるべきだった」と話す。




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