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貧困支援の現場「まるで野戦病院」 雨宮処凛さん「コロナで自助・共助限界」(2020年12月22日配信『毎日新聞』)

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炊き出しで配られたマスクを着け、間隔を空けて並ぶ路上生活者ら=東京都豊島区で2020年3月28日午後5時21分、滝川大貴撮影

 新型コロナウイルス感染症の第3波が猛威を振るい、貧困相談窓口に助けを求める人の切実さが増している。支援団体でつくる「新型コロナ災害緊急アクション」で相談支援もしている作家の雨宮処凛さんは「自助と共助は限界。公助だけが足りていない」と訴える。現状を聞いた。【上東麻子/統合デジタル取材センター】

炊き出しに集まる人、倍に

 ――貧困問題に取り組む30ほどの団体で3月に「新型コロナ災害緊急アクション」を発足させました(現在は40団体に増加)。相談内容はどう変わってきていますか?

 ◆最初は「仕事がなくなり、寮やアパートを追い出されそう」という内容だったのが、「部屋を追い出された」「路上生活になってしまった」と深刻さを増しています。最近では「16日間ほとんど水だけで過ごしている」「自殺しようと思い荷物を処分したが死に切れなかった」というケースもありました。支援者はこうした人たちのもとに駆け付け、その日の宿と食事を確保し、話を聞いてどんな制度が使えるか考え、生活保護の申請にも同行します。これまで約1000人に約4000万円を給付してきましたが、次々に相談が押し寄せ、現場はまるで野戦病院のようです。もはや民間のボランティアがするレベルを超えています。

 東京都内では定期的に炊き出しをしている団体がいくつかありますが、今年は集まる人が例年の1・5〜2倍くらいに増えています。生活保護の申請がいつでもできるように、行政には年末年始も福祉窓口を開けてほしいと頼んでいます。

「ペット処分を」誤った対応

 ――ペット連れの人向けの支援も始めたそうですね。

 ◆ペット連れの困窮者が増えたためです。ある女性はアパートを犬とともに追い出されたため、役所に相談に行ったところ「生活保護を受けるなら犬を処分しろ」と言われたそうです。ペットがいても生活保護は受けられるのに、誤った対応です。ただ、…




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