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行き過ぎ校則 下着脱がせる、眉は書く、整髪料は洗髪…福岡県弁護士会調査(2020年12月22日配信『毎日新聞』)

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福岡市立中学校の校則について調査結果を報告する弁護士ら=福岡市中央区の福岡県弁護士会館で2020年12月22日午後5時41分、宗岡敬介撮影

 違反している下着は学校で脱がせる、整髪料は発見したら洗髪させる――。福岡県弁護士会は22日、福岡市内の全市立中学校に実施した校則調査の内容を明らかにした。8割以上の学校に下着の色規制があり、大半の学校で頭髪や眉毛に関する校則があった。違反に対する一部指導には、県弁護士会が「人権侵害」と指摘する対応もあった。県弁護士会は来年2月にシンポジウムを開催し、校則見直しに向けて提言する予定。

 県弁護士会は、市に情報公開請求して市立中学校全69校の校則を調査した。また、複数の生徒や保護者、教職員に、生徒手帳などに書かれていない校則などがないか体験や見聞きしたことを聞き取り調査した。

 69校が生徒手帳などで明記している校則のうち、髪形・髪の長さを規制しているのが62校▽髪の色が58校▽(肌着などの)下着の色が57校▽眉毛が56校――あった。違反者には「整髪料は発見次第、洗髪させる」「眉が生えそろうまで書くこともある」「下着を学校で脱がせる」などの記載もあった。下着は白と決めている学校が目立った。頭の側面を刈り上げ、頭頂部を長めに残すツーブロックは禁止など、それ自体に合理性がないものもあった。

 生徒らへの聞き取り調査によると、校則の理由として教諭から、耳より下に後ろ髪を縛らなければいけないのは「男子がうなじを見て欲情するから」、髪形やゴムの色を決めるのは「統一感を出すため」などと告げられたという。

 見聞きした話や体験談では▽校則にはないのに、おでこの産毛をそったら職員室前で1時間半立ったまま指導され、泣いていても指導が終わらなかった▽校則では髪を結ぶゴム色は茶色も許可されているが「明るすぎる」と指導され、買い直した▽不登校の生徒が登校しても服装違反で学校に入れてもらえなかった――などの話が出た。

 県弁護士会の佐川民弁護士は「生徒自身が校則に疑問を持ったとしても、先生から『内申に響く』と言われて何もできないこともあるのは問題だ」と話した。

 市教育委員会は「校則について合理的でない理不尽なものは見直すよう各学校に通知している。人権侵害にあたる校則があれば、改善するよう指導していく」としている。【宗岡敬介、加藤小夜】





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