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自分への感謝(2020年12月27日配信『佐賀新聞』-「有明抄」)

 先日亡くなった落語家の林家こん平さんは、MSと呼ばれる難病の「多発性硬化症(たはつせいこうかしょう)」を患っていた。テレビ番組「笑点」の大喜利も面白かったが、この病気に立ち向かい、懸命にリハビリを重ねていた姿がそれ以上に記憶に残る

◆MSを患うと体を動かせなくなったり、目が見えなくなったりする。元特別支援学校教諭で作家・エッセイストの山元加津子(やまもと・かつこ)さんの著書『1/4の奇跡』に登場する雪絵ちゃんという女の子もMSを患った。しかし、彼女も優しく強かった

◆山元さんに宛てた手紙には「私はいつも、MSである自分をむだにしたくない。MSである自分を後悔したくない。MSである自分を好きだと言いたい。私はどんな体になっても、歩けず、手を使えず、話せなくなっても、きっとMSの雪絵を愛していく」と記されていた

◆亡くなる前の自作の詩にはこうある。〈この目が、ものを映さなくなったら目に、この足が動かなくなったら、足に、「ありがとう」って言おうって決めているの〉

◆自分を愛せない人は他人を愛することができない、自分を大切にできなければ他人を大切にできない、といわれる。今の自分を「そのままでいい」と、自分も周囲も認めてあげる。そんな一歩から優しさの輪は広がっていくのだろう。たまには自分に向けてつぶやいてみよう、「ありがとう」って。



キャプチャ

◆「僕が生まれたのには、理由がある――。」
2009年10月、全米屈指のコロンビア大学(ニューヨーク市)で
上映された一本の映画、『1/4の奇跡』。
日本の、それも無名な監督が受けたスタンディングオベーションの快挙。
新聞や雑誌で大反響を巻き起こしている本作品が、ついにムック化!

◆読み進めるやいなや、
「なんだかよくわからない涙」があふれてくること必至です。
ある人はそれを「うれし涙」と言い、
ある人はそれを「無知を知った涙」と言いました。
宇宙をつらぬく「本当のこと」。
そんな生命の神秘を心から理解できる、貴重な一冊です。

◆マラリアとの長い闘いの歴史を持つアフリカには、ある一定の割合で、
マラリアにかかりにくい「強者の遺伝子」を持つ人がいる。
しかし、「強者の遺伝子」を持つ人が生まれるとき、高い確率で、
そのきょうだいに重い障害を持つ人も現れてしまう。
その確率は、4分の1。
4人の子どもが生まれた場合、必ずそのうち1人は、重度の障害を持つという事実。
つまり、人間がマラリアとの生存競争に勝つためには、
マラリアにかかりにくい「強者の遺伝子」だけでなく、
重い障害を引き受ける「弱者の遺伝子」も必要だった――。
生きる価値がある命とは何か。
生物の多様化とは何か。
「強者が生き残り、弱者は淘汰される」そんな定説をくつがえす、意外な実験結果。
病気や障害が、私たちにとって必要だということを、
各界の第一人者がわかりやすく解説。
養護学校教諭と障害児らとの感動実話も満載!

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解説
石川県の特別支援学校教諭・山元加津子さんと子どもたちとの交流を通して、“いのちの神秘”を紐解いていくドキュメンタリー。子どもたちとの心温まる触れあいの中で、彼らが持つ素晴らしい性質や能力を発見した山元さん。そんな彼女へのインタビューを中心に、考古学や医学、科学といった観点からも考察。生きることの素晴らしさやいのちの尊さを訴えるとともに、いのちを生かす大きな力の存在を解き明かしていく。

2007年製作/100分/日本
配給:ハートオブミラクル









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gogotamu2019

Author:gogotamu2019
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