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病床逼迫・大寒波・変異種…新型コロナが日本の正月を直撃(2020年12月29日配信『日刊ゲンダイ』)


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Go Toトラベル今日(28日)から停止、時すでに遅し(西村経済再生相と新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身会長)/

 新型コロナウイルス第3波の勢いが止まらない。27日までの1週間平均の新規感染者数は3000人超と過去最多水準が続く。28日から「Go To トラベル」が全国で一時停止されたが、時すでに遅し。好転の兆しが全く見えない中、迎える年末年始。新型コロナの3つの悪材料が横たわる。

【病床逼迫】

 医療提供体制は深刻な状態だ。25日の厚労省の発表によると、コロナ感染者用の病床使用率は、23日時点で大阪67%、兵庫62%、群馬62%、高知60%、東京54%など8都道府県で、病床逼迫が最も深刻なステージ4(爆発的感染拡大)の指標50%を上回った。ステージ3(感染急増)の指標25%超は、先月4日時点で5都府県だったが、23日時点では26都道府県と5倍超に膨れ上がっている。

 病床が逼迫する中、コロナ患者が増えるとの予測もある。26日時点の東京都の患者(入院、宿泊、自宅療養、調整中の合計)は約7000人。27日時点のグーグルの予測は、12月24日から1月20日の28日間で都の患者数は、1日当たり最大1万2000人超と見込んでいる。

 医療提供体制が手薄になる年末年始に患者急増とは踏んだり蹴ったりである。

低温で18%感染者増も

【大寒波】

 今年は30日ごろから日本上空に強い寒気が流れ込み、大寒波が列島を襲う見通しだ。寒波は年明けまで居座るとみられている。気象庁によると、正月三が日の東京の平年の最低気温は1・4~1・6度だが、今年はマイナス1~0度の予報だ。27日の最低気温は5度程度で、正月は今より5~6度程度低い。北京大のグループは、気温が1度下がると感染者が約3%増えると解析している。単純計算すると、気温要因で現在より15~18%も感染者が増えかねない。

【変異種】

 英国で確認された感染力1・7倍の変異種ウイルスは世界各国に感染が広がっている。日本でも、とうとう空港検疫以外で2人の感染が確認された。さらには27日、英国滞在歴のある50代女性が、帰国時の検疫では陰性だったものの、その後、陽性だと分かった。検疫をすり抜けての確認で、「水際対策」の限界が明らかになった。ウイルスが市中に広がっている可能性も出てきたわけだ。

 加えて、日本で変異種ウイルスが発生する懸念もある。

「1日数万人の感染者が出ている欧米やアフリカに比べて、日本の感染者数はケタが少ないので、可能性は低いですが、日本国内で感染力が高い変異種が発生することも考えられます。水際対策に加えて、日本で起きる変異にも警戒すべきでしょう。英国はウイルスの遺伝子配列をしっかり調査していたので、変異種を早期に発見できました。ところが、日本の感染研などはウイルスの遺伝子調査や情報公開に後ろ向きです。タイムリーにウイルスの変異情報をつかんで対応できるのか疑問です」(医療ガバナンス研究所理事長・上昌広氏)

 よりによって、年末年始にトリプルパンチが直撃。正月明けの日本列島はどうなっているのか。




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Author:gogotamu2019
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