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眠った衣類...役立てます 困窮者に提供「クロージングバンク」(2021年1月2日配信『福島民友新聞』)

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「クロージングバンク」の本格化に向け「状況改善につながるようにしていきたい」と話す吉田さん

 あなたの家で眠っている使えなくなった新品の肌着などの衣類を役立てさせてください―。古着や食品の回収活動を展開するNPO法人ザ・ピープル(いわき市)は今月末、保健福祉センターなど地域の相談窓口を通して生活困窮者らに衣類を提供する「クロージングバンク」活動を本格化させる。理事長の吉田恵美子さん(63)は「困っている人は身近にいる。皆さんの力で少しでも状況を改善していきたい」と語る。

 「衣類の提供をお願いします」。ピープルには本年度、困窮者の相談窓口などから10件ほどの依頼があった。衣類は、困窮者の就労や施設への入居開始、入院などで必要なものだったという。これまで90点を超える洋服などを届けた。

 ピープルは法人認定前の1992(平成4)年から古着の回収活動を繰り広げ「古着を燃やさない社会づくり」を目指してきた。回収量は年々増え、今では月に約23トンの古着が市内外に置いたリサイクル箱やピープルに寄せられている。

 回収物はこれまで、障害者通所施設で工業用雑巾にしたり、車の内装材にリサイクルしたりしてきた。まだ着られるとされた衣類は地域内で再利用するためバザーで販売するなど活用。どうしても使うことのできなかった8%ほどの古着を焼却処分してきた。

 近年、生活就労支援センターなど困窮者の相談窓口から衣類提供の依頼があり、支援を実施。中には、社会復帰のための面接用スーツや、子どもの卒業式に出席する母親の服を贈るなど、新たな一歩を踏み出す手伝いもしてきた。最も喜ばれるのは、使われずに寄付される新品の肌着だという。「あくまで窓口を通してのやりとりだが『助かった』との報告を受け、役に立つことができてうれしく思う」と吉田さんは笑顔を見せる。

 相談窓口を通しての提供としているのは、困窮者らが専門家の支援を受けて社会的に自立できるようにとの配慮から。吉田さんは「私たちは福祉の専門家ではないので次の道筋を示すことはできないが、困っている人たちをサポートすることはできる」と話す。

 現在、ピープルは食品ロスを減らすとともに困窮者への食料支援をするために、家庭に眠っている食品を回収する活動「フードバンク」も行っている。今後は「フード&クロージングバンク」として仕組みをPRし、県民に協力を求めていく。



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