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義肢作りを止めたくない! 20年以上ルワンダで活躍する日本人技師が製作所再建へCFで呼びかけ(2021年1月9日配信『東京新聞』)

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支援を呼び掛けるルダシングワ真美さん=神奈川県茅ケ崎市で

 アフリカ中部の小国ルワンダで、紛争などで手足を損傷した人たちのための義肢装具を作っている、神奈川県出身の女性とルワンダ人の夫が営んできた製作所が、水害や政府による強制撤去で破壊され活動拠点を失ってしまった。再建に向けクラウドファンディング(CF)サイト「レディーフォー」で15日まで寄付を募っている。(神谷円香)

◆義足など1万人以上に無償提供

 活動しているのは、同県茅ケ崎市出身のルダシングワ(旧姓吉田)真美さん(57)とルワンダ人の夫ガテラ・ルダシングワさん(66)。

 真美さんはケニアに語学留学していた1989年、幼いころから右足にまひがあるガテラさんと出会った。交際を始め、91年に来日したガテラさんの右足の装具が壊れたのがきっかけで、義足や義手を作る義肢装具士となった。

 97年、ルワンダの首都キガリで「ムリンディ/ジャパン・ワンラブ・プロジェクト」を立ち上げ、これまでにつえや義足、義手を延べ1万1000人分無償提供してきた。

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◆大雨で流され強制撤去

 活動は当初、政府から1.5ヘクタールの土地を譲り受けて始めた。地域の協力で荒れ地の土をならしてレンガを積み上げ、義肢製作所兼自宅を建てた。活動資金にするため併設したゲストハウスやレストランで地域住民を雇用、ルワンダ人の義肢装具士も育ててきた。

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再建が進む義肢製作所。毎日20人ほどがすべて手作業で働いている=以下写真はルワンダの首都キガリで(ルダシングワ真美さん提供)

 ただ現場は、大雨のたびに洪水が起きる湿地帯。2年前のクリスマス、5度目の水害に襲われた。政府は住民に退去を命じ、真美さんらの抵抗を押し切って昨年2月、いきなりブルドーザーで建物を壊した。新型コロナウイルス禍も窮地に拍車を掛けた。同3月に日本に帰り、講演やイベントで寄付を集める予定がほぼキャンセルになった。

◆手作業で再建「一緒に建て直して」

 「なんでこんな思いをしてまでやっているのか」。落ち込む日もあった。でも「ここで終わってたまるか。やるっきゃない」と持ち前の反骨心で前を向いた。8月にルワンダに戻ると、再建に向け動いていたガテラさんは、壊された建物の跡地に木を植えていた。「がれきを自分で見るのが嫌だったんだと思う」とおもんぱかる。

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小さな仮の製作所で細々と行っていた型取りなどの作業

 元の場所から徒歩10分の丘の斜面にある住宅地で再建を決め、昨年末には住める環境を整えた。「待っている人はいる。製作所はなくなっていないと伝えたい」。今は毎日、レンガを積み、コンクリートを流し、足場を組む建築工事が手作業で進む。


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再建場所で、元の建物で使っていた石を敷くガテラさん

 寄付は当初目標の600万円を超え1000万円近くが集まった。「一緒に建て直してもらえたら」と真美さんは支援を呼び掛け、現地の様子を随時、CFのウェブサイトで伝えている。

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Author:gogotamu2019
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