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人通り減ったけど…「危機感持ちづらい」 緊急事態宣言再発令後、初の東京の週末(2021年1月9日配信『東京新聞』)

 新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が出された首都圏の1都3県は9日、発令後初めての週末を迎えた。不要不急の外出自粛が呼び掛けられる中、東京都内の繁華街は人通りが減ったものの、隣県だけでなく、同じく感染拡大が深刻な関西圏から訪れる人の姿も。感染抑止効果への疑問や政府の対策の不備などを指摘する声は強く、昨年春の緊急事態宣言時ほどの緊張感は感じられなかった。(原田遼、布施谷航)

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東京・原宿の竹下通りを行き交う人たち=9日午後0時45分、東京都渋谷区で

◆原宿「リスク、昼も夜も一緒では」

 若者向けの飲食店や衣料品店が並ぶ原宿・竹下通り。菓子店のアルバイトの女性(24)は昼間のまばらな人出に「先月の週末と比べて半分以上減っているのでは。1カ月続くと思うと」とため息をもらした。

 それでも買い物客は数メートル間隔で歩いていた。道端でアイスクリームを食べていた千葉市の男子大学生(22)は「友人の店を訪ねる用事があった。外出自粛は強制ではないし、電車も動いているので、危機感は持ちづらい」。授業はオンラインで受講し、飲み会も避けているというが、「夜8時に飲食店が閉まるけど、会食による感染リスクは昼も夜も一緒なのでは」と首をひねった。

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1都3県の緊急事態宣言から初の週末を迎え、東京・渋谷のスクランブル交差点を行き交う人たち=9日午後1時

◆渋谷「昼飲み客が増えると思いきや」

 渋谷・宮下公園の飲食店街「渋谷横丁」は昨年夏のオープン以降、通りを埋め尽くすほどの客でにぎわっていたが、この日は閑散としていた。昼間に呼び込みをしていた男性店員は「宣言により昼飲みをするお客が増えるかと思ったが、全然来ない。きのうの売り上げも、11月ごろと比べて75%減だった」と、がらがらの店内を見つめた。

 テラス席で飲んでいたさいたま市の男性(64)は「総理の対策はいいかげんで、会見でも何を言っているかわからない。感染者数が減るのに3カ月はかかると思う」と不満を口にした。

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1都3県の緊急事態宣言から初の週末を迎え、人通りがまばらな東京・銀座の歩行者天国=9日午後0時30分、東京都中央区で

◆銀座「商売にならない」

 銀座の歩行者天国では家族連れやカップルの姿も見られたが、やはり人通りは普段よりも少なめ。大通りに面する時計店の男性店員は「人はめちゃくちゃ少ない」と、店の前を通り過ぎる客を眺めながら手持ちぶさたな様子だった。着物店の女性店員も「人通りはさっぱり。商売にならない」とあきらめ顔で話した。

 3カ月ぶりに銀座を訪れたという女性(70)は、人の少なさに戸惑いながらも「今日は時計の修理に来ただけ。どこにも寄らずにまっすぐ帰ります」と、足早に立ち去った。

 有楽町の東京国際フォーラムでは、宝塚歌劇団が公演。ロビーには開場を待つ多くのファンが、マスク越しに小声で会話していた。大阪府羽曳野市から訪れた宝塚ファンの女性(64)は「新幹線はがらがらでした。今日は日帰りで、公演が終わったらまっすぐ帰ります」と話していた。




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