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「声の便り」届けて25年 合志市の音声訳ボランティア、行政広報を視覚障害者に(2021年1月21日配信『熊本日日新聞』)

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録音した音声をくり返し聞きながら間違いがないか確認作業する音声訳ボランティアのメンバー=合志市

 熊本県合志市の住民でつくる「合志市音声訳グループこだま」(八代絹子代表)が、行政などの広報誌を読んで録音するボランティアを始めて今年で25年を迎えた。メンバーたちは、これからも目が不自由な人たちに声の便りを届け続けるため、決意を新たにしている。

 ボランティアグループは1996年、合併前の旧合志、西合志両町にそれぞれ発足。2006年の合併でグループを一本化し、現在は60~80代の16人が、市御代志市民センターを拠点に活動する。

 音声訳しているのは市、市議会、市社会福祉協議会の3広報誌。5~6人ずつ3班に分かれ3カ月に1回、順番で担当する。音声はメンバー自らパソコンで編集しCDに収録。文字だけでなく、表やグラフの数字なども文章化している。

 CDは30枚ほど作成。目が不自由な人のほか、図書館や国立ハンセン病療養所・菊池恵楓園など5施設へ届けている。市ホームページからも聴ける。

 「こだま」は、視覚障害者の外出介助や福祉施設などでの読み聞かせ活動にも励んでいる。昨年は障害者の生涯学習支援に対する功績が認められ、文部科学大臣表彰を受けた。

 八代代表(66)は「新型コロナウイルス禍でも活動は中断できない。『目の代わり』として寄り添い続けたい」と力を込める。(木村恭士)






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キラッと輝く合志人
2021.01.07 熊本県合志市

■寄り添う気持ちを大切に 合志市音声訳グループこだま 代表 八代絹子さん(すずかけ台)

令和2年12月8日、合志市音声訳グループこだまが、障がい者の生涯学習支援活動に係る文部科学大臣表彰を受賞した。「一過性の出来事ではなく、これまで継続してきたことが評価されて嬉しいです」と喜びを語る八代さん。

同グループは、広報こうしや議会だより『きずな』、社協だより『ほっとライン』などの音声訳を行ない、視覚に障がいのある人たちに情報を届けている。「私たちは書き手の意図をくみ取ったうえで読み方を工夫しています。例えば、“ご覧ください”という言葉一つでも、目の見えない人にとっては分からない言葉なので、“お知らせしています”という言葉に換えます」と常に聞く人たちに寄り添う気持ちを大切にしてきた。八代さんが音声訳を始めたのは、約24年前に社会福祉協議会の音声訳の講座に参加したことがきっかけである。

「本を読むのが好きですし、40代を過ぎてから何か社会活動をやってみたいと思いました」もともと職場や結婚式などで司会をする経験があり、人前でしゃべることが好きだった。「話すことに関する専門の講座で勉強したこともありました」好きだからこそ、仕事をしながら音声訳グループとしての活動を続けられた。「それでも家族や周囲の人たちの協力なしにはできることではありません。ありがたいと思います」と感謝を述べる。

同グループは、音声訳のほかに施設での紙芝居や本の読み聞かせ、視覚に障がいのある人の料理教室や外出介助などにも長年、取り組んできた。

「新型コロナウイルスの影響で人と会う機会が減りましたが、こういう時だからこそ視覚に障がいのある人たちへ情報を切らさずに届けていきたいと思います」

読み聞かせや外出介助などの要望があれば、できることはできる限り続けていきたいという。これからも視覚に障がいのある人たちの目の代わりとなって寄り添い、大切な情報を届けていく。




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Author:gogotamu2019
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