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続・沿岸南行記;障害児集う大切な家 被災地で見守り続ける(2021年1月25日配信『毎日新聞』)

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タブレット端末で遊ぶ子どもを優しく見守る菅野友美子さん。震災1カ月後から始めた活動は、間もなく丸10年を迎える=福島県相馬市岩子で、渡部直樹撮影

 仙台支局の記者からバトンを受け継ぎ、福島支局の記者が福島県沿岸部の浜通り地方を南下する。

 宮城県境から車で20分ほど。相馬市の景勝地・松川浦は、太平洋と砂州で隔てられた潟湖(せきこ)として知られている。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故までは、漁港で水揚げされる新鮮な魚や海水浴場を目当てに、多くの観光客が訪れた。

 松川浦に近い、水田に囲まれた集落の道路脇に、淡いピンク色をした2階建ての一軒家が見えてきた。窓にはカラフルな文字で「ゆうゆうクラブ」と書かれた紙が貼ってある。発達障害の子を受け入れている児童発達支援・放課後等デイサービス施設だ。記者が訪れると、おもちゃやタブレット端末、トランポリン用器具までそろった室内で、子どもが歓声を上げて走り回っていた。

 「自閉症協会のインターネット掲示板に『ボランティアで(障害児の支援を)始めます』と書いたら、それを見た方々がおもちゃを送ってくださって、あっという間に集まった」。クラブを運営する菅野(かんの)友美子さん(60)が当時を振り返る。

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