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水に強い防災冊子 聴覚障害者のため制作(2021年1月31日配信『大阪日日新聞』)


 国内有数の手帳メーカー「田中手帳」(大阪市住之江区)は、災害などで通信インフラが機能不全に陥った際に、聴覚障害者が周囲との意思疎通を円滑に図るためのコミュニケーションハンドブックを制作した。救援要請や避難場所など、発災から避難後までを場面ごとに簡潔にまとめている。

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取り扱いしやすい手のひらサイズのハンドブック。「災害時のリスクヘッジとして持っておいてほしい」と田中社長=大阪市内

 用紙は、水にぬれても破れず、溶けない「ユポ」を使用。選挙ポスターや投票用紙で使用されるユポは、耐水性と耐久性に優れている一方で、製本には特殊技術が必要となる。さらに、同社が得意とする加工技術で、水でページ同士が貼り付く課題も解消した。

 製本化に成功した直後から、防災冊子にする構想を持っていたという田中尚寛社長(49)。文具の展示会で水槽に入った製本したユポを見た来場者の紹介で、聴覚障害者向けの冊子を作ることにした。

 田中社長は「聴覚障害者は、スマートフォンに(情報取得を)依存している。災害時には、情報弱者が弱者になってしまう」と指摘する。

 ハンドブックは手のひらで収まるサイズで全26ページ。インデックスは「緊急時」「状況確認」「情報収集」「避難所」の状況別に分け、「ツール」のページには、気持ちや欲しい物を伝えるピクトグラム(絵文字)を計40種類掲載。筆談できるスペースと、自身や家族の連絡先を記載するページもある。

 支援学校では、ハンドブックを使った避難訓練を計画するなど着実に浸透。今後は、インバウンド(訪日外国人客)向けのハンドブック制作も視野に入れる。

 デジタル全盛の時代。本業の手帳も市場は縮小傾向にあるが、田中社長が掲げるのは「デジタルとの共生」だ。「99%はデジタルでいけるが、残り1%はアナログが必要。リスクヘッジで持っておいてほしい」。ハンドブック制作の問い合わせは同社へ。



第14回メディア・ユニバーサルデザインコンペティションにて受賞

第14回メディア・ユニバーサルデザインコンペティションにおいて、災害時に役立つ「コミュック」コミュニケーションハンドブックが佳作に選出されました。

メディア・ユニバーサルデザイン(以下MUD)とは、どんな人にとっても見やすく使いやすくするための配慮手法のことで、田中手帳で開発中の「コミュック」もこうした手法を取り入れ、より良いものへと進化しています。

今回の受賞が、社内のどういった分野でも新しいものを取り入れることの後押しになればいいと思います。

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田中手帳、水に濡れても丈夫で開きやすい冊子を開発(2020年11月20日配信『印刷業界ニュース』)



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Author:gogotamu2019
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