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看護師「切迫どころじゃない」 大阪コロナ重症センター(2021年2月1日配信『日本経済新聞』)

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 新型コロナウイルスの重症者専用の臨時医療施設として「大阪コロナ重症センター」(大阪市住吉区)が稼働して1カ月あまり。当初、府内だけでは看護師を確保できず、各地から派遣された応援組が最前線を支えてきた。出身地や経験は様々だが、一人でも多くの命を救おうとぎりぎりの努力を続けている。

 神奈川県内で看護師として働いていた中村智子さん(40)は、大阪コロナ重症センターで看護師が不足していると知って手を挙げ、昨年12月下旬から勤務している。「肺の状況が一瞬で変わってしまう」。新型コロナの恐ろしさに直面する毎日だ。「何床あっても患者さんはどんどん入ってくる。切迫どころじゃない。崩壊していると言えるぐらい、かなり厳しい」

 同センターは30床で本来は120人程度の看護師が必要だ。しかし、12月4日時点では50人しか確保できず、他県や自衛隊などに協力を求めて約40人の応援を受けた。12月15日に5床で運用を開始。徐々に稼働病床を増やし、1月29日時点では28床を稼働、18人の重症患者を受け入れており、約110人の看護師が勤務している。

 看護師らがこれまで勤めていた職場は大学病院から地域の民間病院まで様々。医療体制の逼迫状況を見かねて復職した人もいる。中村さんによると、一部の看護師は人工呼吸器を装着した経験がなかった。「患者の命を救いたい思いは皆強いが、初めての経験で苦労している人もいる」

「連日、死亡者が増えてきて、助けられないことがつらい」。緊迫した状態が続くなか、看護師のまとめ役である「サブリーダー」として心がけているのは、同僚へのこまめな声がけだ。最新の医療機器の使い方が分かっているか、精神的に追い詰められていないかなど、一人ひとりの状況を確認する。日々あいさつを交わす際にも相手の表情に気を配る。

 中村さんは「患者が笑顔で退院することや、ありがとうの一言が何よりもうれしい」とやりがいを語る。中には呼吸器をつけたまま笑顔で手を振って「元気だよ」と伝えてくれる人もいるという。契約は3月末までで4月以降は大学の研究者となる予定だが、それまで全力を挙げるつもりだ。(古田翔悟)




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