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三鷹事件、再審開始認めず(2019年7月31日配信『共同通信』)

竹内元死刑囚、東京高裁

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 竹内景助元死刑囚

 東京の旧国鉄三鷹駅で1949年、無人電車が暴走し6人が死亡した「三鷹事件」で死刑が確定した竹内景助元死刑囚(45歳で病死)の第2次再審請求で、東京高裁(後藤真理子裁判長)は31日、再審開始を認めない決定をした。

 竹内元死刑囚は電車転覆致死罪で、同じ旧国鉄職員の共産党員らと共に起訴された。50年の一審判決は、事故を起こしてストのきっかけにするのが目的と認定。竹内元死刑囚に無期懲役を言い渡した。

 東京高裁判決は死刑とし、55年確定。竹内元死刑囚は再審を申し立てたが、結論が出る前に病死。2011年に長男健一郎さん(76)=埼玉県=が2回目の再審請求をしていた。

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三鷹事件で再審認めず 70年前の電車暴走で東京高裁(2019年7月31日配信『日本経済新聞』)

70年前の1949年7月、旧国鉄の三鷹駅で無人電車が暴走し6人が死亡した「三鷹事件」を巡り、死刑確定後に病死した竹内景助元死刑囚の長男が申し立てた第2次再審請求審で、東京高裁(後藤真理子裁判長)は31日、再審開始を認めない決定をした。

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再審請求棄却を受け、「不当決定」と掲げる関係者(31日、東京都千代田区)

 弁護団は元死刑囚の自白通りの単独犯行は不可能とする専門家の鑑定や、目撃証言の不自然さを指摘する鑑定などを新証拠として提出。後藤裁判長は「(単独犯行との)確定判決に合理的な疑いを抱かせるものとはいえず、無罪を言い渡すべき明らかな証拠はない」として退けた。

 元死刑囚は再審請求中の67年に病死し、手続きは打ち切られた。2011年11月、元死刑囚の長男が2度目の再審請求をしていた。

 三鷹事件は同じく連合国軍占領下の49年夏に発生した下山事件、松川事件と合わせ、旧国鉄の三大事件とされる。

 弁護団は31日、東京都内で記者会見。高見沢昭治弁護士は「確定判決を追認したひどい決定だ」と批判し、決定を不服として異議を申し立てる方針を明らかにした。弁護団によると、再審請求した元死刑囚の長男、健一郎さん(76)は「父は悔しいだろう。本当にやりきれない」と落胆した様子だったという。

 東京高検の山上秀明次席検事は「法と証拠に照らし、適正かつ妥当な判断だ」とコメントした。

▼三鷹事件 1949年7月15日夜、東京都三鷹町(現三鷹市)の旧国鉄中央線三鷹駅で無人電車が暴走し、駅周辺の建物に衝突。6人が死亡し20人が重軽傷を負った。当時、人員整理に国鉄労働組合などが反発しており、捜査当局は日本共産党による組織的犯行として捜査。党員ら10人を電車転覆致死罪で起訴した。
 1審判決は非党員の竹内景助元死刑囚の単独犯行として無期懲役を言い渡し、党員9人は無罪(後に確定)となった。控訴審では事実調べなしに1審判決を破棄し死刑に変更。55年、最高裁は判事15人中7人が反対する僅差で上告を棄却し、死刑が確定した。







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