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スマホ画面で119 位置情報も即座に 聴覚障害者ら対象に導入(2021年2月12日配信『毎日新聞』)

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NET119の通報用画面=新潟県魚沼市消防本部で2021年1月27日午後2時33分、新井敦撮影

 スマートフォンなどでインターネットに接続し、画面を操作して119番する「NET119緊急通報システム」が新潟県内の一部の消防で導入されている。聴覚や言語機能に障害のある人が対象で、通報者の位置情報も即座に消防に伝わり、素早い出動につながる。【新井敦】

 NET119は、これまでのメールやファクスによる通報に代わるシステムで、総務省消防庁が全国の消防に導入を呼び掛け、各地で広がっている。県によると、県内では新潟市、魚沼市、燕市、弥彦村で運用されている。

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障害のある人にも使いやすい119番を検討するため開かれた意見交換会=新潟県十日町市消防本部で2020年8月30日午前10時42分、新井敦撮影

 通報は専用のウェブサイトに接続し、画面上で「火災」か「救急」、「自宅」か「外出先」などを選択すると、消防につながる。外出先だった場合でも全地球測位システム(GPS)を活用することで位置情報が分かる仕組み。その後はチャットでやりとりし、消防が詳しい情報を確認する。

 魚沼市消防本部は2020年8月に導入した。システムの利用は事前登録制。対象者は市内に在住か通勤、通学し、音声での会話が困難なために119番通報が難しい人。障害者手帳の有無は問わない。登録や利用は無料でインターネット通信料は個人負担。同本部で運用を始めて半年になるが、まだ登録者はいないため、福祉関係者の会議や民生委員を通じて登録を呼びかけている。

 未導入の消防でも運用に向け検討が進んでいる。十日町地域消防本部は、管内の十日町市と津南町に対象者が約280人いる。約10年前からメール、ファクスで通報するシステムを運用してきたが、これまで利用実績がなく、メールシステムの登録者も伸び悩んでいた。

 このため、対象となる人たちとの意見交換会を20年8月に初めて開いた。参加者からは「メールシステムに登録しているが、家族が倒れた時、慌ててしまって文章が打てなかった」などの意見があり、NET119については「使えるようにしてほしい」と要望が出された。

 同本部は早ければ21年度にNET119を導入したい考え。担当者は「外出先でもスマートフォンで通報できる利点がある。運用開始に向け準備をしたい」と話している。




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