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上野の夜は改正特措法施行も大混雑 閉店時間厳守の店主も苦笑「これはもはや異常」(2021年2月14日配信『ENCOUNT』)

自治体側は罰則適用に慎重姿勢…現地確認後、まずは時短協力を要請か

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若者でごった返していた上野の居酒屋密集地帯【写真:ENCOUNT編集部】

 営業時間短縮の要請に応じない飲食店事業者への命令や罰則が可能となる改正新型コロナウイルス特別措置法(以下、改正特措法)が13日午前0時、施行された。医療界からは「感染拡大の歯止めになる」と評価する声が上がっているが、実態はどうなのか。東京・上野大歓楽街の居酒屋密集地の一部エリアでは閉店を要請されている午後8時を過ぎても居酒屋数軒が営業を続け、路上は若者でごった返していた。

 午後8時40分。JR上野駅広小路口前の横断歩道を渡るとすぐに若者たちの歓声が聞こえてきた。

 上野マルイの建物上層部に表示されている気温は14度。風もほとんどなく暖かささえ感じる。路地に入ると、閉店した飲食店の暗闇とは対照的に、煌々(こうこう)と輝く居酒屋の灯りが見えてきた。営業を続けている居酒屋はいずれも満席状態。屋外のテーブル席には20代と見られる男女7人組が肩を寄せ合って酒を飲みかわし大爆笑している。

「入れますか?」。20代ぐらいの男性グループが尋ねると、店員はすぐに「6名様、お待たせしました!」と元気な声で店内に招き入れた。飲み客は店外にまであふれ出し、外の立ち席では、30歳前後の男性3人、女性2人の5人組が談笑している。女性はマスクを着用しているが、正面の男性はマスクを着けないまましきりに女性に笑顔で話しかけている。

 大混雑しているのは居酒屋店内だけではない。20代から30代と見られる大勢の若者たちがこの路地に流入し、午後8時で閉店した居酒屋の店先に座り込んで缶ビールや缶チューハイを飲みながら盛り上がっている。あまりの騒然状態に午後8時で閉店した飲食店の店員は「これはもはや異常」と苦笑。別の店員は「あの店は最近、オープンしました。商店会にも入っていないから会から申し入れもできない」とお手上げ状態を明かした。人混みのなか、2人の警察官が巡回しており、店員は「あそこに警察官が来てますよ」と緊張。警察官は宴が続く居酒屋店内の様子や路上飲酒を楽しむ若者の姿をうかがっていた。

 政府は1月7日に新型コロナウイルス拡大抑制のため、特別措置法に基づいて東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に対して緊急事態宣言を再発令した。しかし、上野の一部居酒屋は営業を続行しておりにぎわっている。路地から約200メートルほど離れたガード下の大型居酒屋も最近まで午後8時以降の営業を続けていたが、改正特措法が施行された13日は灯りを消していた。カフェ ラ・ボエムやモンスーンカフェ、権八など個性的なレストランを全国展開する「グローバルダイニング」も午後8時以降の営業を宣言していたが、改正特措法の施行を受け時短要請を受け入れた。

 東京都の小池百合子知事は12日の定例会見で、都の職員が都内27地区の繁華街で現地調査を行っており、その目視によると9割以上の店舗が営業時間の短縮要請に応じている、と述べている。改正特措法によって都道府県知事は、飲食店などに対する時短を命じる権限が与えられた。命令を拒否した場合、違反とみなし緊急事態宣言時は30万円以下、まん延防止等重点措置時は20万円以下の過料が科される。

 ただ、自治体側は罰則適用には慎重と言われており、都も現地確認をしたうえでまずは個別に時短協力を求めていくと見られる。



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