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改正健康増進法は全面施行だが、国会内には専用室…永田町の喫煙対策は煙ったまま(2021年2月19日配信『読売新聞』)

今回のテーマは「たばこ」。

 受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が今年度から全面施行された。中央省庁が屋内完全禁煙となる一方、国会内にはあちこちに喫煙専用室があり、議員らが紫煙をくゆらせている。健康志向の高まりでたばこを吸う政治家が減ったとはいえ、永田町の対策は煙ったままだ。

「国会は議決機関」喫煙専用室79か所

 第204通常国会が召集された1月18日の国会議事堂。衆院本会議の予鈴が鳴り響く中、本会議場入り口横の喫煙専用室に議員らが次々と駆け込んでいった。本会議前の一服は、愛煙家にとって「英気を養う貴重なひととき」となっているようだ。衆参両院の事務局によると、こうした国会内の喫煙専用室は、各議員の事務所が入る議員会館も含めて計79か所あるという。

 2018年7月に成立した改正健康増進法に基づき、国会は昨年4月から、飲食店や会社などと同じく「原則屋内禁煙」となった。ただし、煙が外に漏れない喫煙専用室があれば喫煙できる。屋外も含めて「敷地内禁煙」となり、屋内は完全禁煙とした学校や病院、行政機関などに比べると規制は緩い。
 
キャプチャ

 当初、厚生労働省が示した案では、国会も含めた「官公庁」全体が屋内完全禁煙だったが、法案提出時に「行政機関」に後退してしまった。たばこを吸う議員に配慮した妥協の産物だ。規制推進派のある議員は「国会は行政機関ではなく、『議決機関』だという理屈で区別されてしまった」と振り返る。

 国会内の喫煙専用室では、議員らがマスクを外して話し込む姿が目に付き、新型コロナウイルスの感染リスクを懸念する声もある。1月28日の参院予算委員会では、国民民主党の伊藤孝恵氏が「密の喫煙ボックスは、国会の浮世離れぶりを象徴している」と批判した。




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Author:gogotamu2019
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