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説明は改ざんに関わった人たちの責任です 森友自殺職員妻が手記(2021年3月5日配信『毎日新聞』)

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赤木俊夫さんが持っていた「国家公務員倫理カード」を手に記者会見する妻雅子さん=大阪市北区で2020年7月15日午後3時25分、菱田諭士撮影(画像の一部を加工しています)

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 学校法人「森友学園」への国有地売却を巡り、決裁文書改ざんを苦に自殺した財務省近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時54歳)の妻雅子さん(49)が、夫の死から3年となるのを前に手記を寄せた。

 「あの時の孤独と絶望に満ちたつらい(夫の)顔は一生忘れることができません」。雅子さんは手記で最愛の夫を突然失った悲しみや国との法廷闘争を振り返り、「公的な場所で説明することは、改ざんに関わった人たちの責任です」と締めくくった。

 大阪府豊中市の国有地が約8億円値引きして学園に売却された問題が2017年に発覚。学園が設置を計画した小学校の名誉校長に安倍晋三前首相の妻昭恵氏が一時就任しており、国会は紛糾した。赤木さんは上司の指示で深夜まで改ざん作業をさせられ、うつ病を発症。改ざんが表面化した直後の18年3月7日、自宅で命を絶った。赤木さんは公務員の仕事を誇りにし、パソコンに残した手記には「関わった者としての責任をどう取るか、ずっと考えてきた」と苦悩をつづっていた。

 雅子さんは2年後の20年3月、国と改ざんを主導した佐川宣寿・元財務省理財局長に賠償を求めて大阪地裁に提訴。赤木さんは改ざんを指示された経緯を記したファイルを残したとされるが、国は有無を含めて明らかにしていない。地裁が国に開示を命じるかどうかが焦点だ。

 手記に「夫のような悲しいことが二度と起きないようになってほしい。そのために私は闘います」と記した雅子さん。命日の7日、赤木さんの古里にある岡山県内の墓前で「見守っていてね」と語りかけるつもりだ。【伊藤遥】

 ◇森友学園問題

 財務省近畿財務局が学校法人「森友学園」に国有地を約8億円値引きして売却したことが2017年に発覚。学園が設置を計画した小学校の名誉校長に安倍晋三首相(当時)の妻昭恵氏が一時就任していた。安倍氏は国会で「自分や妻が(売却に)関与していれば辞める」と答弁した。その後、同省が売却に関する決裁文書など14件約300カ所を改ざんし、昭恵氏の名前や学園への優遇をうかがわせる記載を削除していたことが判明。同省は理財局長だった佐川宣寿氏が改ざんを主導したと認定し、職員20人を処分したが、改ざんの詳しい動機や指示系統などは明らかになっていない。




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