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小野日子内閣広報官が初の首相会見司会役 政府発信全般担う黒子役(2021年3月5日配信『産経新聞』)

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首相会見に臨む小野日子内閣広報官=5日午後、首相官邸(春名中撮影)

 総務省時代の接待問題で辞職した山田真貴子氏の後任となった小野日子(ひかりこ)内閣広報官が5日、菅義偉首相の記者会見で初の司会役を担った。首相記者会見の際に登場する内閣広報官だが、役割はそれだけではない。

 首相の記者会見はテレビやインターネットで中継され、広報官の顔や声も入る場合があるので「表の仕事」として分かりやすい。しかし、かつて官邸で要職を務めた与党幹部は「司会だけなら(一般公務員ポストの)内閣副広報官でもできるが、広報官は誰でもできるというポストではない」と語る。首相の外遊の際に行われる内外記者会見は多くの外国人記者も参加するため、英語で司会をすることもある。

 この幹部は「広報の経験もなくてはならない」とも指摘する。外務省出身の小野氏は内閣副広報官や東京五輪・パラリンピックの発信を担う大会組織委員会のスポークスパーソンも経験し、要件を満たしていると言える。

 安倍晋三政権時を中心に歴代最長の通算8年以上にわたり内閣広報官を務めた長谷川栄一氏も「首相の記者会見の司会は広報官の仕事の一部だ」と語る。広報官として最も時間を割いたのは「新聞やテレビ、インターネットなどの国内外の報道ぶりの把握」で、首相を含めた政府の見解表明や官房長官の記者会見などに資するためという。

 政府の発信も担った。当時官房長官だった菅首相からは「外国に対する日本の発信が足りないので、増やしてほしい」との指示を受けた。そこで始めたのが日本政府の国際広報誌「We Are Tomodachi」の発行で、内閣副広報官だった小野氏らとともにネットも含め日本の魅力や政策発信に取り組んだ。

 ほかにも仕事は首相の外国メディアへの寄稿、著名な日本作品の英訳本発行、新型コロナウイルス対策の情報発信など多岐にわたり、各省庁との連携にも気を配った。

 このように水面下の「黒子役」の仕事の方が多い広報官のポストは、国民になじみのある「華やかな存在」とは言い難い。だが、接待問題を機に国民の厳しい視線にさらされるポストともなり、小野氏には一層の職務の精励が求められることになりそうだ。



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菅義偉首相の記者会見で司会進行役を務める小野日子内閣広報官(奥右)=首相官邸で2021年3月5日午後9時27分、竹内幹撮影

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菅義偉首相の記者会見で司会進行役を務める小野日子内閣広報官(奥右)=首相官邸で2021年3月5日午後9時27分、竹内幹撮影

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菅義偉首相の記者会見で司会進行役を務める小野日子内閣広報官=首相官邸で2021年3月5日午後8時57分、竹内幹撮影




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