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自民党が恐れる河井元法相の暴露 保釈後も薬指に指輪 郷原弁護士は出馬断念(2021年3月9日配信『AERA.com』)

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保釈された元法相の河井克行被告

 2019年の参院選広島選挙区を巡る買収事件での逮捕以来、8か月ぶりに保釈されて以降初めて、東京地裁に姿を現した元法相の衆院議員河井克行被告(57)。河井被告はスーツに議員バッジを着けて出廷した。

 従来の被告席ではなく、弁護人の隣に座り、熱心にメモを取っていたが、その薬指には指輪が光っていた。河井被告と親しかった自民党議員がこう話す。

「参院選広島選挙区での買収事件ですでに有罪判決を受けた妻で元参院議員の案里氏とは離婚したという情報も流れていたが、ガセ。離婚していないと思います。克行被告がまだ拘置所で囚われの身だった時に、先に保釈されていた案里氏は、漫画本などをわざわざ差し入れしていたそうです」

 裁判で無罪を主張する克行被告だが、案里氏の有罪判決が確定しており、厳しい状況だ。23日からは克行被告の被告人質問が始まる。

「自民党から参院選挙で案里氏の陣営に自民党から拠出された1億5千万円もの選挙資金について法廷で暴露されないか、心配です」(自民党幹部)

 案里氏の参院選では、克行被告の指示で、選挙や政党ビラの配布を広島県全戸に4度、行っている。案里氏の陣営にいた関係者は話す。

「1回のビラ配布相場が3000万円前後。4回やったので1億2千万円。買収でバラまいたのが2900万円。それだけで1億5千万円の大半が消えてしまっている。克行被告が自民党から本当にいくらカネをもらったのか、本人しかわかりませんよ」

 案里氏の法廷でも1億5千万円の行方が聞かれたことがあった。当然、克行被告にも同じ質問が出るはずだ。今年中には、衆院選が行われる。克行被告は自民党から離党しているため、地盤の衆院広島3区は公明党の斉藤鉄夫副代表の出馬が決まっている。もう帰る場所がなくなってしまった。唯一のよりどころは、妻の案里氏だ。しかし、克行被告の保釈は共犯者である、案里氏とは面談禁止の条件付きだという。

「切れやすい性格で、弁護士を何度も解任して、裁判をストップさせた“実績”もある。裁判でも証人の元秘書が検察の方を向くと『なんでそちらを見るんだ』と激怒。不規則発言を注意されている。自由に喋ることができるようになった克行被告が何を言い出すのか…。ヒヤヒヤする」(前出の自民党幹部)

 一方、妻の案里氏が辞職して再選挙になる参院広島選挙区は4月25日が投開票日となる。すでに自民党は元経産省課長補佐の西田英範氏が出馬を表明したが、自民党の政治不信は今も続く。それを象徴したのは、2月28日に自民党の広島県連が再選挙に向けて開催した選対会議だ。克行被告からカネをもらった県議、市議ら数人出席していたという。

 カネをもらった県議、市議の大半が、買収目的だったと認めている。出席した県議の一人は法廷で「選挙を応援してほしいという、買収目的のカネだったと思った」と述べていた。本来であれば、カネをもらった側も何らかの刑事処分をされていなければならない。

 野党が対抗馬として擁立に動いていたのは、元東京地検特捜部の郷原信郎弁護士だ。しかし、郷原弁護士は出馬を断ったと明かす。

「私がという気持ちはありましたが、仕事の事情などもあり出馬は断念しました。克行氏と案里氏は買収で逮捕。だが、なぜ検察側が被買収の自民党の県議、市議を立件しないか不思議です。公職選挙法違反の買収という選挙に関連した容疑ですから、被買収側は案里氏のように公民権停止となるのが一般的。それが、処分はなく、公民権停止もなく、今回の選挙応援をするなんてあってはならない。誰も声を上げなければ、自民党の圧勝です。そして、買収も1億5千万円の問題も政治とカネのことも、チャラだとなってしまう」(郷原弁護士)

 4月25日、衆院北海道二区、参院長野県選挙区でも補欠選挙がある。自民党はどちらも議席がとれない公算が大。

「広島は絶対勝たねばならない。そこへ、克行被告の買収や1億5千万円の話をあちこちでされたら、最悪だ」(前出の自民党幹部)

 勝敗の行方に注目したい。(今西憲之)

※週刊朝日オンライン限定記事




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